追い風参考記録とは?陸上競技における風速の測り方や公認の範囲について

陸上でよく聞く追い風参考についてご紹介

今回は陸上競技において種目によってはかなり重要になる追い風についていろいろ調べて見ました!

最近男子100mにおいて多田修平選手が追い風参考で9秒94の記録をマークして話題になりましたが、この「追い風参考」って何?と思い方は多いはずです。

そして2017年9月には桐生祥秀選手が公認記録で日本人初の9秒台でもある9秒98をマークして日本記録を更新いたしました。

これが陸上をやっている人ならば簡単に理解できると思いますが一般人から見れば「追い風参考って何?」「どうなったら公認なの?」と多くの方が疑問に思っているのです。

追い風参考について

追い風参考画像1

追い風参考とは、レースの時に背中から追ってくる風が「2.1m/秒」以上になっててしまうと風の力を大きく借りて走ったタイムとみなされてしまい、追い風参考記録となるのです。

簡単に考えてもらうと、例えば台風の中で試合が行われてあの突風が背中から押してくれたらどうでしょうか?

絶対に自分の限界よりも速く走れてしまいますよね。なのでこの追い風参考記録というものがあるのです。

公認記録になるためには?

では記録が正式に認められる公認記録になるためにはどういう条件ならば良いのかという点についてですが、先ほどの追い風が「2.0m/秒」以下であれば正式に認められます。

つまり「2.1m/秒」は追い風参考で「2.0m/秒」は公認記録となるわけです。

風速の測り方

そしてこの風速の測り方なのですが、競技によって少し異なってくるのです。例えば100mの場合はレースがスタートしてから10秒間の風速の平均という形になります。なので9秒台の選手はゴールし終わってから少しの間終わっているレースの風速を測っているということになってしまいますね。

しかし今現在はこのルールのまま改定は特にないようです。200mの場合は先頭の選手が直線に入ってから10秒間となります。

 

向かい風と追い風の違い

向かい風と言うのは走っている時に正面から受ける風の事を言います。かなり強い向かい風を受けると言うことは選手にとっても厳しい状況になります。遊覧船などに乗ったことがある方はわかると思うのですが、正面からものすごい風を受けることになるのであの中をまっすぐ走るのはなかなか困難な事ですよね。

そして向かい風と追い風の表記ですが、「-」と「+」で表します。例えば「-2.0m/s」だと向かい風2.0m「+2.0m/s」だと追い風2.0mと言うことになります。

 

同じ試合でも参考と公認に

風は自然現象のため人の力ではどうすることもできません。

なので例えば男子100mで
1組目が「1.8m/s」
2組目が「2.1m/s」
3組目が「2.0m/s」
だとすると2組目だけ追い風参考になり、1組目と3組目は公認記録になるといったことも起こりうることです。

「自分の出るレースは向かい風ばかりだ」と思ってしまったこともある人はいるのではないでしょうか?当時東洋大学の桐生選手も言っていましたね。笑

風速ってどのくらいなの?

追い風についてずらずらと説明させていただきましたが、実際にみなさんが日常生活で見たことのあるものなどで説明していこうと思います。

扇風機(強)

こちらの風速は「4.0m/秒」くらいだそうです。
かなり風が強い時のレースだとこのくらい吹くときもありますね!

ダイソンのドライヤー

こちらの風速は「22.0m/秒」だそうです。
普通のドライヤーだとおおよそこの半分くらいの風力なのでドライヤーにしてはとても風が強いことがわかりますね。

台風の暴風域

こちらの風速は「25.0m/秒」以上となるようです。
台風の中走ったら確実に追い風参考になりますね、笑
これが向かい風だったらとても走れたものではありません。

トイレのジェットタオル(強モード)

こちらの風速は「110.0m/s」だそうです。意外ですよね、普段何気なく手を乾かす時に使っているこちらの機械ですが実は新幹線よりも全然速いスピードで風を噴出していたのです。

 

追い風参考記録とは風速何メートルから?まとめ

今回は風について説明させていただきましたがいかがだったでしょうか?今回この記事を読んで追い風とはいったいどのくらい前大丈夫なのかなどいろんなことを理解できたかと思います!

また、陸上競技の短距離走や一部跳躍競技の追い風参考になってしまう基準としては2.1m/sを超えたらという事を頭の中に入れてお入れいただければと思いますので少しでも参考にしていただければ幸いです。