スポーツ推薦でも高校や大学は落ちる?受かる確率・入学後の退部や後悔しない対策とは

今回は高校や大学をスポーツの成績で受験しようと考えている方に知っておいてほしい項目や気になる項目をピックアップしてご紹介させていただければと思います!

普通の受験であれば入試試験を受けて合格することができれば見事入学と言う形になるのですが、スポーツ推薦の場合入試前に内定をほとんど貰っている状態でも落ちることはあるのかという疑問点や、入学後に何らかの都合で退部してしまったら学校ごと退学になってしまうのかなど気になるポイントはたくさんあるかと思います。

私自身も体育大学をスポーツ推薦で入学したので実体験などを含めご紹介させていただきますので少しでも参考にしていただけたら幸いです。

また、実体験を元にスポーツ推薦における疑問点なども複数まとめてみましたので是非参考にしてみてください。

ではスポーツ推薦について詳しい内容を見ていきましょう。

スポーツ推薦をもらっていても落ちることはある?

スポーツ推薦をもらっていても落ちることはある?

まずはじめにスポーツ推薦を受ける際に落ちることはあるの?と言った疑問についてご紹介させていただければと思います。

スポーツ推薦と言っても高校受験におけるスポーツ推薦もあれば大学受験におけるスポーツ推薦もあります。

高校を受ける際には中学時代の成績、大学を受ける際には高校時代の成績によって受験を受けることになるのですが、各高校や大学にも「○○の競技では何名まで枠がある」と言うように毎年おおよその人数は決まっているかと思います。

そこでスポーツ推薦で一概に入試すると言ってもあらかじめ口約束のような形で受ける学校側の監督さんなどに話を通している場合がほとんどです。

私の場合は大学入試時に大学の監督さんの元へ夏くらいに挨拶へ行き、入試前の段階で合格の口約束のようなものを頂きました。しかし正式な合格通知をもらったのは本来の入試時期と同じくその年の冬でした。

高校入試の場合は実体験が無いので正確な情報はわかりませんが「○○中学の◇◇という人が入学したらうちの部活に入ってくる」という情報は確実に高校の部活の監督や顧問の先生には行きわたっている事となるでしょう。

このように話が進んでいっている場合ですが、実際に入試を受けて落ちるという事はあまりないと考えて良いかもしれません。

しかし、受ける学校の監督さんに挨拶などは行っておらず、「スポーツの成績で規定を満たしており、入試の項目にスポーツ推薦という入試方法があったので受けてみた」という場合には落ちるということも十分にあり得ることだと思われます。

このようにスポーツ推薦という入試方法で落ちるという事はある事なので、もし確実にその高校や大学に合格して入学したいという事であればあらかじめ監督さんなどに話を通しておくといいでしょう。

しかし、現在の部活の顧問の先生などと受ける学校の監督さんが元々教え子だったり、何かしら繋がりが無い場合には難しい場合もあるのでよくチェックしておきましょう。

また、全国大会で優勝した実績があるなどと言う場合には監督さんの方から今現在の中学や高校に問い合わせが来て「そちらの学校の○○君ですがうちのぜひ部活に来てもらえませんか?」などのスカウトが来る場合もあります。

このような場合にはほとんど落ちることは無いと思っていいでしょう。

スポーツ推薦で入学したのに退部したら退学になってしまう?

スポーツ推薦で入学したのに退部したら退学になってしまう?

続いては実際にスポーツ推薦入試で入学したけど退部してしまったらどうなってしまうのかという事についてお伝えさせていただければと思います。

一般的な原則としては「スポーツ推薦で入学する=入学後はその競技を続ける」という形になるのですが、何らかの理由があって部活を退部しなければならないという事も考えられます。

その場合学校側としては「スポーツの成績で入学させてあげたのに競技をやめられてしまった」となるとあまりメリットが無い状況となってしまいます。

そうなった場合には学校側から退学の命令が出てしまうのではないの?と考える方も結構いらっしゃると思います。

ただ、退部理由にもよりますが基本的には部活を辞めたからと言って強制的に退学になってしまうという事はほとんどないと思われます。

というのも学校と言うのは生徒や学生、親御さんから学費をもらっているわけですから部活を辞めたからと言って退学にしてしまってはその退学にしてしまった人の分のお金と言うのが入ってこなくなってしまいます。

なので本人が何か犯罪的な行為をしてしまったとかでない限り退学にさせるのはデメリットしかないと言えるのが現実でしょう。

仮に入学当初は一生懸命部活に取り組んでいたけど怪我で競技復帰ができなくなってしまった。などやむを得ない事情の場合もございますが、基本的には学校側としても入学から卒業まで競技を続けてもらうという事を前提に合格を出しているので部活を辞めてしまうと少し学校内にも居づらくなってしまう可能性などはあります。

退学になったりという事はほとんどないのですが、極力自己都合的な理由などで退部するというのはしないほうが良いでしょう。

私自身は大学時代4年間しっかりと部活を続けてきたのですが、周りにはスポーツ推薦で入学したけど途中で部活を辞めてしまったという人がいました。しかしその人も退学にはならず大学には在籍し、人間関係の問題で退部などになってしまったようですが卒業後は同じ競技で実業団として続けていましたね。

スポーツ推薦に関するよくある質問

続いてはいざスポーツ推薦を受けようと思っても分からないことがたくさんある…という方から多い疑問点などをまとめてみましたので気になる項目がある方は是非参考にしてみてください。

①スポーツ推薦は就職する際に有利になる?

大学などにスポーツ推薦で入学してスポーツを続けた際には就職などで有利になるの?という疑問ですが、こちらはスポーツ推薦であるか無いかというよりはしっかりと部活として4年間スポーツに打ち込んできたという面ではかなり有利になるのではないかと考えられます。

というのも大学というとサークルなどに入って遊び感覚でスポーツをされる人は多いと思うのですが、部活で本格的に続けようと思う方はそこまで多く無いのは確かです。

自分も4年間大学生活はほとんど部活に打ち込んできたのですが、実際に就活する際に良い印象を受け取ってもらいやすいので何もしてこなかった人よりは有利になるでしょう。

②スポーツ推薦で後悔することはある?

いざスポーツ推薦で入学したけどなかなか競技力も伸びずうまくいかない…

という状況になってしまい部活を辞めたいなと感じてしまう人も中には居るかもしれません。ただスポーツ推薦で入っている以上基本的なマナーとしては最終学年の引退まで継続しなければなりません

スポーツ推薦で入学したら最後までやりきるという覚悟ができないのであれば途中でやめたくなって後悔してしまう事もあるかと思いますのでしっかりと自分や親御さんと相談して決めると良いでしょう。

③スポーツ推薦だとお金(学費)は全額免除になる?

こちらは全額免除になる人も中には居ます

ただこのような場合は学校側から「学費はすべて免除するので是非うちの学校へ来てください」などとスカウトされるくらいの実績が無いと難しいでしょう。

例に挙げるのであれば翌年の箱根駅伝などで優勝するために全国大会で入賞するような選手に声をかけてスカウトするなど大学の宣伝となるような人材を求めるくらいの実力者を募集する場合です。

ただそのような選手は他の大学からも確実にスカウトされているので最終的には選手本人の意思で進路を決めることとなるでしょう。

④スポーツ推薦の基準はどのくらいの成績が必要?

スポーツ推薦における基準と言うのは各学校によってそれぞれ異なってきます。

そこまで強くない学校であれば基準も低いと思うのですが、有名なスポーツ大学等は最低基準として全国大会に出場していないと願書すら出すことができない所もあるでしょう。

私自身も陸上競技のスポーツ推薦で大学へ入学したのですが、願書提出の最低条件としては全国大会の出場が必須だったことを覚えています。

また、全国大会に出場と言っても各地域によって出場難易度が違いますので全国ランキング50位以内のような順位を基準としている学校もあるでしょう。

⑤公立(都立)高校でもスポーツ推薦はある?

一般的にスポーツ推薦と言うと私立の高校というイメージを持たれている方も多いと思うのですが都立や公立でもスポーツ推薦で入学するという制度はあるの?という疑問も多数寄せられております。

実際には都立や公立の高校でもスポーツ推薦を行っているところはあります

ただし私立高校の方が設備などがしっかりとしていて全国大会などでも多くの学校が上位にいますのでトップ選手などは私立の高校に進学するという人が多いのではないでしょうか。

ただインターハイの常連校などの中には都立や公立の高校も居るので通える範囲内であれば都立や公立の強い高校を視野に入れるというのはいいかもしれません。

スポーツ推薦入学・その後についてのまとめ

今回はスポーツ推薦で高校や大学に入学する際に疑問としてよく上がってくるポイントなどをご紹介させていただきました!実際に今後もスポーツを続けていきたいという方やさらに上を目指していきたい方などにはとてもありがたい入試制度です。

しかしスポーツ推薦と言ってもいざ自分が入試の際に使うとなると不安な面も多いと思いますので今回の記事で解決していただければ幸いです。

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