肩こりは冬に起こりやすい!原因や症状を軽減させる効果のある食べ物をご紹介

多くの人が悩まされている肩こり!冬に肩こりになりやすいって本当?

皆さんは現在肩こりに悩まされている、または過去に肩こりに悩まされていたという経験をお持ちでしょうか?

肩こりは多くの人が悩まされる症状で、厚生労働省による2015年度の国民生活基礎調査では、自覚がある症状として肩こりが男性の2位、女性の1位を占めました。

もはや肩こりは「国民病」とも呼ばれているのです。よって、これまで肩こりにならなかった人も今後起こってしまう可能性がないとは言い切れません。

 

それだけたくさんの人が経験している肩こりですが、実は1年間で最も肩こりの症状がひどくなる時期があるといわれています。それが「」!

 

肩こりと寒さには深い関係があり、特に冷える冬の時期には肩こりの症状が悪化しやすく、また肩こりになりやすいんだそうです。実際に、冬の時期はより肩こりがひどくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、「肩こりの症状や原因」、「肩こりの正しい改善・解消方法」、「肩こりに効果のある食べ物」といった、肩こりにまつわるお話を紹介していきます!

 

肩こりに悩んでいる方はもちろん、そうでない方もぜひ最後までご覧くださいね!

 

 

肩こりの症状とは?ひどいと頭痛やめまいを引き起こすことも

肩こりの症状とは?ひどいと頭痛やめまいを引き起こすことも

では、肩こりにはどのような症状があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

肩こりの主な症状

 

○肩がこる、痛みを伴う
○首がこる、痛みを伴う
○頭痛
○めまい
○吐き気

 

これらが主な肩こりの症状です。首筋、首の付け根から、肩または背中にかけて張った、こった、痛いといった症状があり、だるさ、重苦しさを伴います。

 

症状が悪化すると頭痛やめまいだけでなく病気のリスクも

 

肩こりの症状が悪化すると、激しい頭痛やめまい、吐き気を伴う場合があります。それだけでなく、肩こりはよく起こる症状だからと放置していると、思わぬ病気にかかってしまう可能性もあるので要注意。

肩こりは、 頸椎椎間板ヘルニア五十肩といった脊椎や関節などの病気や、狭心症、胆石といった内蔵の病気を引き起こすこともある、実はかなり危険な症状であるということを覚えておきましょう。

 

もしいつもより症状が重い、違和感があると感じたら、放置せずに一度病院で診てもらうことをオススメします。

肩こりの仕組み・原因とは?

肩こりの仕組み・原因とは?

 

では、これらの症状はどのような原因によって起こってしまうのでしょうか。肩こりの原因を詳しく見ていきましょう。

 

肩こりが起こる仕組み

 

人間の頭は約5kgの重さがあります。そんな5kgという重い頭を支えているのが、首と肩。外国人と比べ日本人の体は華奢にできているため、肩こりを起こしやすいといわれているのです。よって、日本人の多くが肩こりに悩まされているのも頷けます。

 

さらに、中年以降になると骨や筋肉が弱くなり、より肩こりを悪化させてしまう可能性が高まるので要注意。四十肩や五十肩に悩まされている人は多いですから、そうならないように今のうちからできる限りの対策を行っていきましょう。

 

肩こりの主な原因

 

肩こりの原因はなんと数十種類もあるんです。その中でも多いのが、「悪い姿勢を続けている」、「運動不足」、「ストレス」、「眼精疲労」の4つ。

 

特に「悪い姿勢を続けている」場合、非常に肩がこりやすくなります。たとえば、猫背でのパソコン作業や下を向いたままの作業をずっと行っていると、首から肩の筋肉に大きな負担がかかり血流が悪くなって肩こりを起こすのです。

デスクワークをしている人は、特に肩こりになりやすいので注意しましょう。

 

「眼精疲労」も同じように、パソコンやスマートフォンの操作をし続けたり細かい文字を見続けたりすることで、目やその周りの筋肉が緊張し、首や肩へも緊張を伴って結果として肩こりの原因となります。

 

また、運動をすることで血流改善や疲労を取り除くことができるため、必然的に「運動不足」になってしまうと肩こりを引き起こしやすくなってしまいます。

運動不足が続くと筋肉の低下や血流の悪化を招くので、適度に体を動かしましょう。

 

さらに、「ストレス」を感じることで自律神経が乱れ、体の調節が上手くいかなくなると共に自然と体全体に力が入ってしまうため、筋肉が緊張状態となって肩こりを引き起こしてしまいます。

 

肩こりの原因はほかにも!血圧や冷え性と関係がある?

 

肩こりの原因はこれだけではありません。病気が原因となって起こるものもありますが、ほかにも「血圧」や「冷え」と大きな関係があるといわれています。

 

「高血圧」または「低血圧」だと、肩こりになりやすいんだとか。血圧とは、動脈の中を血液が流れる際に、血液が血管壁を押す圧力のこと。この圧力が強い、または弱い場合、血流の悪化を招いてしまうので、肩こりを引き起こしてしまう原因となるそうです。

 

「冷え」は、深部の内臓までにも冷えを引き起こし、結果として血流が滞って肩周りの血流も阻害してしまいます。これにより、肩こりになりやすくなってしまうのです。そのため、冬場に肩がこりやすくなってしまう人が増えてしまうのでしょう。

 

冷え性についての原因や改善方法を以前ご紹介させていただきましたので気になった方は参考にしてみてください!
【女性のお悩み】冷え性の原因&改善に効果のある食べ物・飲み物とは?

正しい肩こり対策!すぐにできる改善・解消方法とは?

正しい肩こり対策!すぐにできる改善・解消方法とは?

 

では、肩こりを改善・解消するにはどうしたらよいのでしょうか。肩こりといってもさまざまな原因があるので、まずは自分がどういう原因で肩こりになってしまったのかを知る必要があります。原因を理解した上で、それにあった対策を行っていくことが大切ですよ。

 

パソコン作業をするなら椅子やパソコンの画面の位置を最適の高さに

 

長時間パソコンで作業をする人は、まず体に負担のかからない姿勢になるように意識しましょう。椅子を足の裏が床につく高さに、パソコンの画面を視線と平行の高さに調節すると負担がかかりにくくなります。

 

そこから、前傾姿勢になったり猫背になったりしないように気をつけることが大切。首や肩に負担のかかる姿勢にならないような作業環境を整えてみてくださいね。

 

 

疲れた目を温める

 

パソコンやスマートフォンを見ていて体の疲労を感じる場合は、眼精疲労が原因とされています。長時間の作業を行っている場合は、一度作業をやめて目を休める必要があります。そのときに有効なのは、疲れた目を温めること。

 

蒸したタオルや眼精疲労に効くアイマスクをつけるなどして目を温めると、目のピント調節力を改善し、リラックスすることができます。もし温める手段が何もなければ、液晶画面から視線を離して遠くを見つめるとよいでしょう。

 

体を冷やさずできるだけ首や肩を温める

 

冷房の効いた部屋や体が冷えやすい環境では筋肉が緊張し続け、血行が悪くなって疲れやこりが悪化します。そのため、体、特に首元や肩を温められるように極力襟のある服を着たりスカーフを巻いたりするなどしましょう。

 

また、温熱湿布や蒸しタオルを使用して直接温めるのも効果的です。

 

ぬるめのお湯に浸かる

 

お風呂はシャワーで済ませるだけでなく湯船に浸かるようにしましょう。体を温めることで血のめぐりがよくなり、血液中に滞留している痛みや疲労の原因を流し去ってくれます。また、お湯の温度は38~40℃くらいのぬるめにするのがオススメ。しっかりと全身を温めて、体全身をほぐしてくださいね。

 

ぬるめのお湯につかると乾燥肌や冷え性の改善にも繋がりますから、ぜひ習慣づけましょう。

 

乾燥肌についての原因や改善方法を以前ご紹介させていただきましたので気になった方は参考にしてみてください!
乾燥肌とお別れ!原因と対策方法&予防効果のある食べ物を徹底解説!

 

 

適度に運動をする

運動は筋肉量を増やすだけでなく、血流改善やストレス発散の効果も期待できます。普段あまり体を動かさない人は、ウォーキングや体操といった簡単な運動から始めてみてください。体を動かす際には、手を大きく振るといった大きな動作をすることで運動量も増えますし、肩の筋肉をほぐすこともできます。

 

ストレッチを行う

正しいストレッチを適度に行うことで、肩の痛みやこりは解消されていきます。大切なのは、「肩の筋肉をほぐす」、「肩甲骨をはがす」、「首から肩にかけての筋肉を伸ばす」の3つ。

 

まずは胸の前で両手を合わせ、そのままその手を上にあげて手を左右におろしていきましょう。これを繰り返し行うことで、肩の筋肉がほぐれていきます。

 

次に、右手と左手をそれぞれの肩に置き、その手は離さずに肘で大きく円を描くように肩を回しましょう。大きく円を描くことで、肩甲骨が次第にはがれていきます。

 

最後に、頭を横に倒してその状態をキープします。これを左右どちらも行い、首から肩にかけての筋肉を伸ばします。ヒリヒリとした痛みを感じたら、疲労がたまった筋肉がしっかりと伸びている証拠です。上下にも倒してしっかりと筋肉を伸ばしてあげてください。

肩こりに効果のある食べ物とは?

肩こりに効果のある食べ物とは?

最後に、肩こりに効果のある食べ物をご紹介します。肩こりにお悩みの方は、積極的に摂取して少しでも改善・解消できるような体づくりを心がけましょう。

 

生姜

生姜には体を温める効果、血行促進の効果がある成分が含まれています。そのため、料理に使ってみたり、生姜スープや生姜湯として飲んでみたりすると効果を期待できますよ。

 

また、お風呂に入れるのもオススメですから、ぜひ試してみてくださいね。

 

みかん

みかんなどの柑橘系には、クエン酸が多く含まれています。クエン酸には、肩こりの原因となる疲労物質の乳酸を分解するはたらきがあります。

 

冬場、特に肩こりに悩まされている人は、コタツにみかんを常に置いた状態にしていつでも食べられるようにしておくといいかもしれません。

 

海藻

わかめやひじき、もずくといった海藻類にはヨードという成分が多く含まれています。ヨードは、チロキシというホルモンを作り、代謝を活発にするはたらきがあります。そのため、血行促進にも繋がり、肩こりの改善・解消の効果が期待できるでしょう。

 

ねぎ

ねぎにはアリシンという成分が多く含まれており、血行促進、さらに疲労物質を分解する効果があります。疲労物質で硬くなった筋肉がほぐされ、肩こりを改善・解消ができるかもしれません。

 

ビタミンEが多く含まれる食べ物

ビタミンEには血液の循環を促す効果があり、肩こりを緩和することができます。

 

ビタミンEを多く含む食べ物には、大豆製品やほうれん草、うなぎ、かぼちゃ、サツマイモ、さけ、ブリ、落花生、ごまなどが挙げられます。アーモンドやピーナッツのように、手軽に食べられるものもあるので、おやつ感覚で食べながら肩こりを解消してみるのもオススメですよ。

 

肩こりに悩まされず健康な体を手に入れよう

 

肩こりに関するコラム、いかがだったでしょうか?

 

冬場は特に肩こりに悩まされやすい時期です。慢性的に肩こりで悩んでいる方は今回のコラムでご紹介した解消法をぜひ実践してみてくださいね。

 

放置しておくと大変なことになってしまうかもしれませんから、そうならないうちに肩こりをできるだけ改善して快適に過ごせるようにしておきましょう。

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