ラム肉は太る?カロリーや糖質、ダイエット中の注意点についてご紹介!

「お肉は好きだけどダイエット中は控えなきゃ……」と思っていませんか?私も数年前、ダイエットを始めたばかりの頃、ラム肉が“太りにくい肉”と聞いて喜んでいた一人です。でも、喜びすぎて食べ過ぎてしまい、思ったほど体重が落ちなかった経験があります。ここでは、そんな私の体験も交えつつ、ラム肉の真実を一緒に紐解いていきましょう!

ラム肉とはどんな食べ物?

ラム肉とは、生後1年未満の羊(ラム)の肉を指します。クセが少なく、肉質が柔らかいのが特徴で、マトン(生後1年以上の羊肉)と区別されます。日本では北海道を中心にジンギスカンで親しまれており、最近はラムチョップやラムステーキでも見かけることが増えました。

ラム肉の味わいは羊肉特有の香りが少しありますが、脂肪分・調理法・部位によってその強さが変わります。脂身の多いロース部位は油や香りが感じやすく、もも肉など脂肪が控えめな部位はあっさりしていて、初心者にも食べやすいです。

ラム肉のカロリーについて

ラム肉のカロリー・糖質・栄養素は、部位によってかなり変わります。以下は日本の食品成分表や栄養データより、代表的な部位の数値をまとめた表です。ダイエット中は“どの部位をどのくらい食べるか”が鍵になります。

部位 100gあたりのカロリー (kcal) 糖質 (g) たんぱく質 (g) 脂質 (g)
ロース(脂身付き) 約 287 0.2 15.6 25.9
肩(脂身付き) 約 214 0.1 17.1 17.1
もも(脂身付き) 約 164-200(資料による) 0.3 20.0 12.0

たとえば、ラムもも100gで約164~200 kcal。ロースはもっとカロリー高め、脂質も多いので同量で比べるとカロリーでかなり差があります。糖質はどれも非常に低く、0.1〜0.3g程度と“ほぼゼロ”と言っても良いレベルです。

ラム肉は食べすぎると太る?

結論から言うと、「はい、食べすぎれば太る可能性は十分あります」。理由はシンプルで、カロリーも脂質もゼロではないからです。特にロース部位・脂身付きの部位を大量に、頻繁に食べると、総カロリーがオーバーしてしまいます。

私の体験:ジンギスカンを友人と楽しみ過ぎて、ラムロース肉を200g近く食べてしまった夜。その後の体重グラフを確認すると、翌朝の体重が0.4〜0.6kg増えていました(おそらく水分+脂肪+食べ過ぎ分)。その時気づいたのは、「低糖質だからOK」という思い込みだけでは不十分だということです。

ラム肉の太る要素について

  • 脂質の多さ:脂身付きのロースなどは脂質が高く、カロリー密度が高い。100gあたり25〜26gの脂質があるものも。
  • 調味料・タレの糖質・脂質:みりん・砂糖・ケチャップ・焼肉のタレなどを使うと、思った以上に糖質や脂質が加わる。
  • 揚げたり油をたくさん使う調理法:グリル・ロースト・蒸しなどより、油で炒めたり揚げたりすると余分な脂が追加される。
  • 量と頻度:どんなに“良いお肉”でも、総摂取エネルギーが消費エネルギーを上回れば体脂肪は蓄積される。
  • 部位選びのミス:同じラム肉でも部位で脂の量・カロリーが大きく変わることを知らないと、思わぬ高カロリーになってしまう。

ラム肉は1日どのくらい食べて大丈夫?

ダイエット中であれば、「1日にどれくらい食べるか」は非常に重要です。目安として以下を参考にしてみてください。

体重・性別・活動量などの目安 1日の総カロリー目標 ラム肉として割けるカロリー 肉の部位例・量目安
標準体重の女性(40kg~55kg)、デスクワーク中心 約 1,600 kcal/日 主菜として 200-300 kcal ラムもも 120-150g 程度(もも部位なら約 200-250 kcal)
活動量多め or 筋トレをしている男性 20代~30代 約 2,200-2,500 kcal/日 主菜として 300-400 kcal ラムロース 120-150g 程度(ただし脂身付きならその分脂質注意)
低カロリー制限中の女性(体重落としたいフェーズ) 約 1,200-1,400 kcal/日 150-200 kcal程度に抑える ラム肩やもも 80-100g 程度

もちろん、これらはあくまで目安です。ご自身の基礎代謝量・活動量・目的(体脂肪を減らしたい/体重維持したい)によって調整してください。

ラム肉をダイエット中に食べる際の注意点

  • 部位を選ぶ:脂身の少ない「もも」や「肩肉」の脂身控えめなものを選ぶと、カロリー・脂質ともに抑えられます。
  • 調理法を工夫する:グリル・ロースト・蒸すなど、脂が落ちたり余分な油を使わない方法が望ましい。タレは自家製で砂糖控えめに、醤油+ハーブ+レモンなどのシンプル調味が◎。
  • 付け合わせにも注目:野菜をたっぷりつけることで満足感をアップ。炭水化物(ご飯・パンなど)は量を調整。
  • 食べる時間帯を考える:夕食に肉中心にするなら、遅い時間すぎないように。夜遅くに大量に食べると消化・代謝ともに負担が大きくなる。
  • よく噛む・ゆっくり食べる:早食いは満腹感が得られず、食べ過ぎにつながることがあります。ラムは噛み応えがある部位も多いので、この点はメリットにもなります。
  • 頻度の調整:毎日ラムだけ、というより週数回・他の低脂肪のタンパク源(鶏胸肉・魚・豆腐など)とバランスよく組み合わせるのが理想です。

ラム肉のカロリーを運動で消費する場合

では、ラム肉を食べてしまった後、そのカロリーを運動でどれくらいで消費できるか?参考になりそうな目安を以下に示します。

部位・量 摂取カロリー(目安) 運動内容 必要な時間
ラムロース100g(約 287 kcal) 約 287 kcal ウォーキング(速度 5 km/h) 約 110〜120分
ラムもも 150g(約 250-300 kcal) 約 250-300 kcal ジョギング(約 8 km/h) 約 50-65分
ラム肩 100g(約 214 kcal) 約 214 kcal 自転車(普通のスピード) 約 45-55分

もちろん、“運動だけで帳尻を合わせる”のは限界があります。食事・休息・ストレッチ・睡眠など、生活全体でバランスをとることが大切です。

ラム肉についてまとめ

ここまで、ラム肉の“太るかどうか”を中心に、カロリー・糖質・栄養素・ダイエット中の注意点を見てきました。ポイントをまとめます。

  • ラム肉は低糖質であり、糖質制限ダイエットとの相性は良い。
  • ただし、部位や脂身、調理法によってカロリーと脂質が大きく変わるため、「ロース脂身付き」などは注意。
  • 1日の食べる量を、体重・活動量・他の食事とのバランスで考えることが重要。
  • 調味料やタレの使いすぎ、油のかけすぎ、揚げ物などの調理はカロリーアップの原因になる。
  • 運動と組み合わせることで、ラム肉の楽しみを損なわずにダイエット効果を出すことができる。

私自身、ラム肉を適度に取り入れることで、「肉が食べたい!」欲を満たしながらも、体重減少期を乗り切ることができました。ローストしたラムももや、塩・ハーブで味付けしたラム肩などがお気に入りです。

もしよければ、部位別の具体的なレシピや、ラム肉を使った低カロリー料理メニュー案などもお送りしますので、興味があれば教えてください!

 

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