「忙しい朝の救世主」ともいえる納豆卵かけご飯。混ぜるだけで完成する手軽さと、栄養バランスの良さから人気がありますが、一方で「ダイエット中に食べても大丈夫?」「太るのでは?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、納豆卵かけご飯のカロリーや糖質、ダイエット中に食べる際の注意点を、実体験も交えながら分かりやすく解説していきます。
納豆卵かけご飯とはどんな食べ物?
納豆卵かけご飯は、温かいご飯に納豆と生卵をかけたシンプルな料理です。納豆の発酵食品としての栄養価と、卵の良質なたんぱく質が同時に摂れるため「安くて栄養満点」として幅広い世代に人気があります。
特に20代〜40代の方は、朝の時間が限られていたり、健康意識が高まる世代でもあるため、納豆卵かけご飯を選ぶ人が多いようです。
私自身も20代のころ、仕事前に5分以内で済ませられる朝ごはんとしてよく食べていました。当時は「安いし栄養が取れるから最高」と思っていましたが、食べすぎた日はお腹が重たく感じたことも…。
つまり、便利な一方でカロリーや糖質の摂取量には注意が必要です。
納豆卵かけご飯のカロリーについて
まずは気になるカロリーを見ていきましょう。一般的な分量で計算すると以下のようになります。
食材 | 分量 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|---|
ご飯(白米) | 150g(茶碗1杯) | 約252kcal | 約55g |
納豆(1パック) | 45g | 約90kcal | 約3g |
生卵 | 1個(50g) | 約75kcal | 約0.2g |
しょうゆ | 小さじ1 | 約6kcal | 約0.6g |
合計 | – | 約423kcal | 約58.8g |
1杯あたり400kcal前後なので、朝食としては標準的なカロリー量です。ただし糖質量は約60gと高めで、ご飯の量が大きく影響します。
例えばコンビニのおにぎり(1個約180kcal・糖質約40g)と比べると、納豆卵かけご飯1杯=おにぎり2個分程度に相当します。
納豆卵かけご飯は食べすぎると太る?
結論から言うと、食べすぎれば太ります。特に白米の糖質が多いため、夜遅くに食べたり、茶碗大盛りで何杯も食べると脂肪として蓄積されやすくなります。
ただし納豆や卵にはたんぱく質・ビタミン・ミネラルが豊富で、栄養バランスが良いため、同じカロリーでもラーメンや菓子パンを食べるよりは太りにくいといえます。
私の体験談ですが、在宅勤務の時期に「納豆卵かけご飯+おかわり」で毎朝2杯食べていたら、1か月で2kg増えました…。でも、ご飯を小盛りにしておかわりをやめたら体重はすぐ戻りました。やはり量の調整がカギです。
納豆卵かけご飯は1日どのくらい食べて大丈夫?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人の1日の推奨エネルギー摂取量は以下のとおりです。
性別 | 年齢 | 推奨カロリー |
---|---|---|
男性 | 20〜40代 | 2,400〜2,700kcal |
女性 | 20〜40代 | 1,800〜2,200kcal |
これを目安にすると、納豆卵かけご飯(約423kcal)は1日の摂取量の2割前後にあたります。
つまり、1日に1杯〜2杯程度であれば、他の食事とのバランスを考えながら十分取り入れられるでしょう。特に朝食や昼食に食べれば、午後のエネルギー補給にも役立ちます。
納豆卵かけご飯をダイエット中に食べる際の注意点
ダイエット中でも納豆卵かけご飯は工夫すれば取り入れられます。以下のポイントを意識しましょう。
- ご飯の量を調整する:茶碗1杯150g→100gに減らすだけで約50kcal&糖質15gカット。
- 玄米やオートミールに置き換える:白米よりGI値が低く、血糖値の急上昇を防ぐ。
- 具材を追加:刻みネギ、オクラ、海苔などを加えると満足感が増し、食べすぎ防止に。
- 夜遅くには避ける:寝る前は消費されにくいため、朝か昼に食べるのがおすすめ。
私はダイエット中、白米をオートミールに変えて「納豆卵かけオートミール」にしていました。食感は少し違いますが、腹持ちが良く夜までお腹が空きにくかったです。
納豆卵かけご飯のカロリーを運動で消費する場合
納豆卵かけご飯1杯=約423kcalを消費するには、どのくらい運動が必要でしょうか。
運動の種類 | 消費時間の目安(体重60kgの場合) |
---|---|
ウォーキング(時速5km) | 約90分 |
ジョギング(時速8km) | 約50分 |
自転車(中強度) | 約60分 |
水泳(平泳ぎ) | 約40分 |
筋トレ(中強度) | 約70分 |
つまり、茶碗1杯分を消費するには、しっかりした運動が必要です。
ただ、毎日食べても運動量を増やせば調整できるので「食べたら動く」を意識すればダイエット中でも楽しめます。
納豆卵かけご飯についてまとめ
納豆卵かけご飯は、1杯あたり約423kcal・糖質約59gと、適量なら健康的に取り入れられる食事です。
ただし、ご飯の量を増やしたり夜に食べすぎると太る原因になります。
工夫次第でダイエット中でも美味しく楽しめるので、以下のポイントを押さえてみてください。
- ご飯は茶碗小盛りを意識する
- 玄米やオートミールで代替して糖質カット
- 具材を追加して満足感アップ
- 夜ではなく朝〜昼に食べる
- 運動と組み合わせてカロリー調整
「太りやすいから避ける」よりも、「工夫して楽しむ」ことがダイエットの成功につながります。
栄養バランスに優れた納豆卵かけご飯を、上手に取り入れて健康的な食生活を続けていきましょう!