箱根といえば関東で人気の温泉地で多くの観光客が訪れるエリアとなります。その中でも最近注目を集めている人気高級ホテル「雪月花別邸翠雲」に今回宿泊してきましたので温泉やお部屋、お食事内容など細かい部分までご紹介させていただきます。
別邸翠雲は共立リゾート系列のホテルで、2023年現在4つしかないラグジュアリーランクに指定されている高級旅館となっています。
また、小学生以下の宿泊は不可という事で大人の空間を楽しみたいと言う方にはピッタリです。
これから別邸翠雲へ宿泊予定の方はもちろん、箱根でどのホテルを予約しようか悩んでいるという方も是非参考にしてもらえればと思います。
別邸翠雲へチェックイン
今回はロマンスカーを利用して大手町から箱根へ向かいます。時間帯によっては北千住や大手町からでも箱根湯本まで乗り換えなしで行けるのでとても便利ですよね。
そして2時間ほどで箱根湯本へ到着です。
そこから別邸翠雲のある強羅まで箱根登山鉄道を利用して向かいます。箱根湯本からは40分ほどで到着となりますがこちらも多くの人で賑わっていますね。
強羅駅から歩いて5分ほどで到着となり、立派な門が出迎えてくれます。
中へ入って行くと小さな池に鯉が泳いでいました。
そして館内は全て裸足や靴下で歩くことができる畳の作りとなっています。
チェックインはロビーではなく食事会場の方で行うとのことで初めてのケースで少し戸惑いましたが茶菓子と温かいお茶と共におもてなしをしていただきます。
餡子が入った甘い大福は温かい緑茶とよく合いますね。それから館内の説明を受け、多くの無料サービスがあるようでとても楽しみです♪
早速鍵を受け取ったらロビーにある浴衣を選んで部屋へ向かいます。
長い畳の廊下を渡ったら部屋に到着です。
別邸翠雲のお部屋紹介
では次に別邸翠雲のお部屋紹介紹介となります。今回宿泊したのはダブル+シングルルームで最大3名まで宿泊できるお部屋でした。
早速中へ入り進んでいくと大きなベッドと奥にリビングスペースがございます。
ベッドはとてもふかふかで、ずっしりと高級感のある寝心地。
ソファも座り心地が良く、オットマンがついているので足を伸ばして利用することも可能ですね。
目の前にはテレビと化粧台があり、テレビはカーテンのようなもので閉めることができる珍しい仕様となっていました。
そして別邸翠雲で初めて出会ったのですがテレビの上にお茶の香りが漂う茶香炉というもの。
こちらは本体の中に固形燃料のようなロウソクが入っており、火をつけることで上にある茶葉の香りが部屋中に漂わせる事ができるのです。
リラックス効果も期待でき、火が消えてしまったら再度フロントに連絡すればまた用意してくれるそうです。
また、手前の机には桜海老の煎餅が用意されています。
そして部屋の奥にはミニバーが付いています。ケトルと給水スペースがついており、下の冷蔵庫には水とプレミアムモルツの瓶が入っています。
こちらはそれぞれ無料となっているのでその場で飲んでも持ち帰っても大丈夫です。
それからもう一つ個室がついており、こちらには1人用のサイズのベッドが用意されています。
2人で泊まる場合はメインルームに大きなベッドがあるためこちらの部屋は使わないで済むかもしれませんね。
それから洗面所が2つついているのは嬉しいポイントです。1つしかないと朝の時間帯などは混み合ってしまう事もありますからね。
また、シャンプーやボディクリームと言ったアメニティも小瓶に入ったお洒落なものが用意されていました。
いい旅館だとこう言った心遣いがあるのは嬉しいですよね。
すぐ隣にはシャワールームがあります。一応こちらにもシャンプーやボディソープといった石鹸類はついているので先ほどのアメニティは使わなくても問題ございません。
そしてお部屋の紹介はまだ続きます。クローゼットの中には半纏や温泉へ行く際に利用できる湯籠が用意されています。
別邸翠雲では貸切風呂があり、湯めぐりが楽しめる為湯籠があるのはとても嬉しいポイントです。浴衣以外で眠りたいという方も居るので寝巻きもしっかりと用意されています。
私自身どちらかと言うと寝巻き派なのでこちらを使わせていただきました。ワッフル生地のような優しい肌触りでとても着心地が良かったです。
そしてお部屋のメインでもある露天風呂についてのご紹介です。先ほどのシャワースペースから露天風呂へと繋がる扉があるのでそちらから外へ出ます。
すると目の前には檜の浴槽が現れます。広々としており一人では十分すぎる大きさですね。
そしてこちら最初はお湯が張っていない状態なので室内にある湯張りボタンを押す事で15分間お湯が出る仕組みとなっています。
また、こちら全て温泉となっていますが追い焚き機能は付いていないので入っている間に冷めてしまったら足し湯をして行く形となります。
とはいえ元々のお湯がかなり熱く、体感ですが大体50度くらいありそうなお湯が出ます。熱いお湯が好きな人にとっては源泉を出して少し時間を置くくらいでちょうどいいかもしれません。
直冬の時期などはすぐにお湯が冷めてしまうので何度も入るようであれば定期的に足し湯は必要です。また、露天風呂のすぐ隣にはととのいスペースもあり、熱い温泉で熱った体を外気に晒して冷ますこともできます。
ただし部屋によっては駐車場から近かったりと外から見えてしまう可能性もあるのでその辺は注意が必要ですね。それにしても部屋で箱根の温泉が楽しめるのは本当に最高です♪
別邸翠雲の夕食
続いては夕食タイムです。チェックインを行ったロビー横の食事会場でいただきます。
旬の食材をたっぷりと使った懐石料理となっており、メニューも良質な和紙を使ったものに記載されております。
また、メイン料理に関しては選択制となっているようで好きなものを1つずつ選んでいきました。
そして前菜はあらかじめ用意されていますので好きなタイミングでいただきます。
お刺身や湯葉、筍とわかめの煮物などが並んでいます。お刺身はとても鮮度が高く、海老もしっかりと歯応えのあるプリプリ感を堪能できました。
湯葉は普段あまり食べる機会がなかったのでなんだか新鮮でした。
また、今回は注文しなかったのですが別注でアルコール類も注文可能です。ヒレ酒もいただけるようなので好きな人は嬉しいですね。
そして次に運ばれてきたのが焼八寸で焼き魚と北寄貝、それから少し見えにくいですがホタテがお洒落な石の器に入って来ました。
もう一つの器には揚げ胡麻豆腐が入っています。
どちらも美味しくいただけましたが特に個人的には北寄貝がとても好みの味付けでお酒のおつまみとしてもっと食べたいなと言う感じでした。
そして続いては選択制のメイン料理が運ばれて来ました。今回私が選んだのは黒毛和牛のすき焼きでサシの入った見るからに美味しそうなお肉と野菜がたっぷり乗っています。
早速店員さんの指示通り牛脂などを引いてから野菜や割下、そしてお肉を入れていきます。お肉は煮込みすぎないくらいが好みなので少しずつ赤さが残るくらいのタイミングでいただきます。
また生卵も特殊なものを使用しているようでとても濃厚な味わいでした。
次に河豚の唐揚げが運ばれて来ましたがなかなか食べる事が普段無い高級食材のためしっかりと味わっていただき、河豚本来の歯応えある食感を楽しめました。
また、こちらも選択制の為妻はフカヒレの茶碗蒸しを頼んでいました。
そして最後の選択料理は鮭いくら丼を注文。こちら大きさも選べるようだった為せっかくなので大盛りでいただきました。
新鮮ないくらや鮭を食べる事ができて幸せで、なめこの赤出汁も閉めに染みる味わいとなっておりとても美味しかったです。
そしてデザートも同時に運ばれ、羊羹と柑橘系のゼリーを堪能させていただきました。
どの料理もとても美味しくていい思い出となる懐石料理でした。
別邸翠雲の温泉について
では次に別邸翠雲で入る事ができる温泉についてご紹介させていただきます。大浴場と貸切露天風呂の2種類あり、大浴場には温泉だけでなくサウナも完備しております。
出典:じゃらん
やはり箱根旅行の醍醐味といえば温泉という方も多いのでゆっくりと非日常を味わえる空間が良いですよね。翠雲の大浴場は内湯が檜の浴槽、露天風呂が岩造りとなっており癒しの空間を思う存分に堪能する事ができました。
出典:じゃらん
また、サウナも約90度〜100度ほどで個人的にはとても好きな温度帯。すぐ横には水風呂も完備しているので外のスペースでととのうことも可能ですね。
出典:じゃらん
ただ露天スペースに椅子がないのでサウナをメインで行く方は少し物足りなく感じてしまうかもしれません。
そして貸切風呂ですが3種類あり、全て露天風呂となっています。こちらは空いていれば無料で入ることが出来、待合スペースにて今どのお風呂が空いてるか確認できるようになっています。
まずは「桜花の湯」です。こちらは檜の作りとなっていて解放感のある空間となっています。大きさ的には大人2人で入っても余裕があるほどです。
続いて「桂花の湯」です。こちらは岩造りとなっておりお風呂が広いのが特徴的です。翠雲は子供の宿泊ができませんが、広さ的には子供2人を合わせた家族4人などでも十分入れるほどの大きさです。
最後に「菊花の湯」です。こちらは陶器のお風呂となっており、お湯がとろけるように柔らかく感じられるのも、陶製ならではの心地よさだそうです。
このように別邸翠雲では大浴場や貸切風呂をたっぷりと堪能できるので是非全てのお風呂を制覇してみて下さい♪
別邸翠雲の無料サービス
では次に別邸翠雲で利用できる無料サービスについてご紹介させていただきます。まずは先ほどの温泉を出てすぐのところにある湯上がりスペース「いこい処青山」です。
こちらは通常のソフトドリンクや紅茶などが無料でいただけます。
また翠雲のスタッフおすすめにんじんジュースも冷えています。
そして生ビールも無料で何杯でも飲めるという所がイチオシポイントでもあります。
その他駄菓子も無料でいただく事ができるのでビールのおつまみに最高です♪
また、夜の22時からは夜鳴きそばも無料で振る舞われるので小腹がすいた方は利用してみると良いでしょう。
そして各フロアには「君待処」という無料サービスが受けられる部屋もございます。
こちらの扉を開けるとお菓子や飲み物が用意されているのでこちらも全て無料となっています。
お茶や三ツ矢サイダー、お酒はほろ酔いのグレープが置いてあります。
以前までは瓶ビールやその他アルコール類もあったようですが2023年2月時点ではこちらのラインナップでした。
朝の時間帯はコーヒー牛乳なども自由にいただく事ができるのは嬉しいですね。
とにかく無料サービス満載の別邸翠雲で最高のひとときを過ごす事ができます♪
別邸翠雲の朝食
では続いて朝食についてご紹介させていただきます。夕食と同じくロビー横の雲心庵という食事会場でいただくのですが、夕食時に洋食か和食かを選択するよう言われたので今回私は和食を選択させていただきました。
席へ案内されると早速お食事が運ばれて来ます。味噌汁やサラダ、白米などが乗っているプレート。いかにも朝ごはんらしいラインナップですね。
そして翠雲と書かれたこちらも一緒に運ばれてきます。
中は3段になっており、だし巻き卵やマグロの山掛け、タコなどそれぞれ料理が入っています。
また、ご飯のお供も選択制となっており、こちらの中から選ぶ事ができる形となっていました。
私は海苔の佃煮が好きなのでそちらを選択したのですが、ご飯含めおかわり自由とのことなので2つ以上食べたいものがある方には嬉しいですね。
そして手作り豆腐は卓上で温めて専用のお醤油をかけていただきます。
先ほどのプレートにある生姜やネギといった薬味と一緒に食べるとしっかりと出汁の効いた優しい舌触りで絶品でした。
また、焼き魚は手元の網で温める事ができるのでこちらも軽く炙ってご飯と一緒にいただきます。
少しいいホテルだとこういった気遣いがあるので嬉しいですね。私は洋食を頂いたのですが妻は和食を選んでいたのでこちらも。
パンがおかわり自由とのことでしたが1周目でお腹いっぱいになるくらいの量でしたのでおかわりせず満足でした♪
別邸翠雲についてまとめ
今回は箱根の【雪月花別邸 翠雲】に宿泊した様子をブログ形式でご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
別邸翠雲の特徴はなんと言っても高級感あふれる内装に豊富な無料サービスを目当てに訪れる人も少なくありません。
温泉や貸切風呂を堪能できるのも嬉しいポイントですよね。そんな別邸翠雲のいい所と気になるところを簡単にまとめるとこんな感じです。
貸切風呂が無料で入り放題
無料サービスが豊富
アルコールがグラスビールとほろよいしかない
と言ったところでしょうか。やはり無料サービスへの期待値が高くなってしまっている為か、自由にいただけるとはいえビールとほろよいしかなかったのは少し残念です。
昔は休憩スペースにスパークリングワインが置かれていたり、各フロアの無料サービスコーナーに瓶ビールや澪などがあったようなのでその頃に戻ってくれればなと少し感じました。
とは言え全体のサービスや館内の設備はかなり良いので箱根の高級ホテルを探しているという方はとてもおススメです。