「火鍋は好きだけど、太りそうで心配…」そんな風に感じていませんか?
友達や家族と囲んで食べると楽しい火鍋。お野菜もたっぷり摂れるイメージがある一方で、ついつい食べすぎてしまうことも多いですよね。実は、火鍋は具材や食べ方を少し工夫するだけで、罪悪感なく楽しむことができる優秀なメニューなんです。
今回は、火鍋が太ると言われる理由から、ダイエット中でも上手に付き合うためのコツまで、楽しくてためになる情報をご紹介します。
火鍋とはどんな食べ物?
火鍋は、中国発祥の鍋料理で、辛いスープや白湯スープなど、様々な種類のスープに肉や魚介、野菜、きのこ、豆腐といった好きな具材を煮て食べるスタイルが特徴です。
最近では、日本でも専門のお店が増え、一人鍋として楽しめるお店も人気ですね。お店によってスープの種類も豊富で、辛いものが苦手な方でも楽しめるようなトマト味やキノコ味など、たくさんのバリエーションがあります。
火鍋のカロリーについて
火鍋のカロリーは、選ぶ具材とスープによって大きく変わります。
スープについて
最もカロリーに影響するのがスープです。唐辛子や花椒をたっぷり使った「麻辣(マーラー)スープ」は、油分が多く、高カロリーになりがちです。一方、鶏ガラや豚骨をベースにした「白湯(パイタン)スープ」も油分が含まれますが、麻辣スープよりは控えめです。
火鍋は食べすぎると太る?
はい、食べすぎれば太る可能性はあります。
どんな食べ物にも言えることですが、火鍋も同様です。特に注意したいのは、以下のような点です。
- スープの油分: 具材を煮込むことで、肉や魚介から出た油がスープに溶け出します。このスープを飲み干すと、予想以上のカロリーを摂取することになります。
- 具材の選び方: バラ肉や脂身の多い肉、練り物、揚げ物などをたくさん食べると、カロリーも糖質も高くなります。
- タレの使いすぎ: ごまダレやラー油たっぷりのタレは、おいしい一方で、かなりの高カロリーです。
火鍋の太る要素について
火鍋を食べる上で、太る原因になりやすい要素を具体的に見ていきましょう。
食材/要素 | 太りやすい理由 |
---|---|
バラ肉・脂身の多い肉 | 脂質が多く、高カロリー。 |
練り物(つみれ、つくね、餃子など) | 脂質や糖質が多く含まれがち。 |
炭水化物(〆の麺、ご飯) | 糖質が非常に多い。 |
辛いスープ | 油分が多く、カロリーが高くなりやすい。 |
市販のタレ | ごまダレやラー油などは油分が多く高カロリー。 |
私自身、昔は火鍋に行くと、ついついバラ肉ばかり注文して、〆にラーメンまで食べていました。当然、お腹はパンパンになり、翌日には体重計に乗るのが怖くなることもありました。この経験から、具材の選び方や食べ方の重要性を実感しました。
火鍋をダイエット中に食べる際の注意点
火鍋は工夫次第で、ダイエットの味方にもなり得ます。次のポイントを意識してみましょう。
1. スープは「出汁」として活用する
スープは飲むのではなく、あくまで具材を煮るための出汁と捉えましょう。具材から出た旨味は楽しめますが、スープ自体をたくさん飲むのは控えるのがおすすめです。
2. 野菜ときのこを最初にたくさん食べる
食物繊維が豊富な野菜やきのこを先に食べると、満腹感を得やすくなり、その後の食べすぎを防ぐことができます。
3. 具材はヘルシーなものを選ぶ
肉を選ぶなら、脂身の少ない鶏むね肉やささみ、赤身肉を選びましょう。魚介類も低カロリーでおすすめです。また、豆腐やきのこ、海藻類は、食物繊維が豊富で満腹感も得られます。
4. 〆の炭水化物は控える
火鍋の〆のラーメンやご飯は、スープの旨味が溶け出して最高においしいですが、高カロリー・高糖質です。どうしても食べたい場合は、少量に留めるか、春雨など低カロリーなものを選ぶのも一つの手です。
5. タレはポン酢やレモン汁で工夫
濃厚なごまダレの代わりに、ポン酢やレモン汁、少量の醤油などでシンプルに具材の味を楽しむようにしましょう。薬味として、ねぎやしょうが、大根おろしなどを加えると、満足感がアップします。
火鍋のカロリーを運動で消費する場合
火鍋を食べた後、運動でカロリーを消費したいと考える方もいるかもしれません。
一般的な火鍋一人前のカロリーは、具材やスープによって大きく異なりますが、約800〜1000kcalになることもあります。これは、ご飯2膳分以上のカロリーに相当します。
このカロリーを消費するには、例えばウォーキングであれば3〜4時間、ジョギングであれば1時間〜1時間半程度の運動が必要になります。もちろん、これはあくまで目安です。
火鍋についてまとめ
火鍋は、ヘルシーな野菜をたくさん食べられる一方で、スープや具材の選び方、〆の炭水化物によって、太る原因にもなり得る料理です。
大切なのは、「何を選ぶか」「どう食べるか」という意識です。
- スープは控えめに
- 野菜ときのこをたっぷり
- 肉は赤身や鶏むね肉を選ぶ
- タレはヘルシーに
これらのポイントを意識することで、おいしい火鍋を楽しみながら、健康的な食生活を送ることができます。
火鍋を上手に活用して、美味しく楽しく、理想の自分を目指しましょう。