棒高跳びのコツや練習方法・ルールについてご紹介！

2023.03.25

今回は陸上競技の中で最も高い位置まで舞い上がる棒高跳びについてコツや練習方法、ルールに加えてスパイクの選び方など様々な内容をご紹介させていただきます。

これから棒高跳びを本格的に始めていきたいという方はもちろん、まだ棒高跳びとはどんなものかよくわからないという方でも参考にしていただける内容となっていますので是非ご覧ください。

棒高跳びとは

棒高跳びは、陸上競技の一つで、高さを競う技術競技です。選手は、挑戦する高さに合わせて、細くて軽い素材でできた柔軟性のあるポール（棒）を使います。棒の長さや硬さは、選手の身長や重量、技量などによって調整されます。

競技は、スタートラインから走り出して、棒を握りながら速度をつけ、特定の距離を走ります。その後、特定の位置で棒を刺し、腕を伸ばし、身体を反り返って飛び上がります。選手は、自分の身体を棒の上に乗せ、体勢をコントロールしながら、棒を超えた高さをクリアしなければなりません。

棒高跳びの成功の鍵は、選手の体力、柔軟性、技術、そして自信にあります。選手は、トレーニングを通じて、体力と柔軟性を強化し、正しい技術を習得します。また、選手は、高さに対する恐怖心を克服するために、精神力を養います。

棒高跳びは、高度な技術と精神力が必要な競技です。選手は、常に自己超越を目指し、新しい高さを目指すことで、競技に熱中することができます。さらに、観客にとっても、高速走行と高い高度を乗り越える選手たちの姿は、興奮と感動を与えてくれます。

棒高跳びのルールについて

棒高跳びのルールには以下のようなものがあります。

試技者は、指定された走路から走り出し、適切なタイミングで棒を刺します。

試技者は、棒を握りながら、走路を走ります。適切な速度をつけ、特定の距離を走ります。

試技者は、棒を刺した後、身体を反り返り、棒を超えます。身体が棒を超えると、身体を下ろして着地します。

クリアした高さは、棒の先端の高さを基準に決定されます。

選手は、棒に触れずにクリアした場合、成功とみなされます。棒に触れて倒した場合は失敗となります。

選手は、一定の回数のトライを許されます。失敗した場合、次の高さに挑戦する前に、選手は再度同じ高さに挑戦することができます。

選手は、各高さで最も多くのトライに成功した者が勝者となります。最高高さで複数の選手が同じトライ数を成功させた場合は、失敗回数で順位が決定されます。

選手は、競技中に特定のルール違反を犯した場合、失格とされることがあります。

棒高跳びは、高さを競う技術競技ですが、ルールや競技の流れは複雑であり、正確な判定が求められるため、ジャッジ陣の審判も重要な役割を果たします。

棒高跳びのコツについて

では次に棒高跳びのコツについて紹介していきます。

棒高跳びは、高さを飛び越えるスポーツ競技の一種で、運動能力や技術、心理的な面での克服力が必要です。以下は、棒高跳びで成功するためのいくつかのコツです。

基本的なトレーニング：体力や筋力をつけることが重要です。走ること、ジャンプすること、体幹トレーニングなど、基本的なトレーニングを行いましょう。
正しい走り出し：飛び越える障害物に向かって走り出すときは、正しいフォームを保つことが大切です。スタート位置でスパイクをしっかりと固定し、前に身体を倒して加速しましょう。足が地面につく瞬間、膝を抱えるように腕を曲げて体勢を整えます。
棒の持ち方：棒をしっかりと握り、軽く振ります。しっかりと握っていないと、棒が揺れ動いてジャンプがうまくいかなくなることがあります。
棒に対するアプローチ：棒に向かってジャンプする際、足は棒と垂直な角度で着地するようにします。棒を横切るようにジャンプすると、棒を倒してしまうことがあります。
ジャンプのタイミング：棒に向かって走り出してから、足が地面から離れた瞬間にジャンプするのが一般的です。棒を越えた後も、足をしっかりと引き上げて、身体をすばやく回転させます。
心理面の克服：棒高跳びは、高い場所から落下することになるため、心理的な克服力が必要です。練習中には、飛び越えた高さを少しずつ上げていき、自信をつけるようにしましょう。
コーチからのアドバイス：コーチは、技術的な面や心理面の克服について、アドバイスをくれることがあります。コーチの指導に従い、効果的な練習を行いましょう。

続いて、リズムを大切にすることも重要です。ジャンプのリズムをつかむためには、ステップ数やタイミングなどを調整する必要があります。特に、ステップ数が少なすぎると、棒に当たってしまったり、逆に多すぎると、ジャンプに失敗する可能性があります。自分に合ったリズムを見つけ、練習しましょう。

また、飛び込む前に目標地点を確認することも大切です。目標地点にフォーカスし、しっかりと視線を合わせることで、自然と体が正しい方向に飛び込むことができます。

最後に、失敗したときは、挫けずに立ち上がることが重要です。棒高跳びは簡単な競技ではありません。何度も失敗を繰り返しながら、自分に合ったジャンプの方法を見つけ出すことが大切です。失敗を恐れず、常にチャレンジし続けることが、棒高跳びをマスターするためのコツと言えます。

棒高跳びの練習メニューについて

続いては棒高跳びの練習メニューにて有効的なものをいくつかご紹介させていただきます。

棒高跳びの練習メニューには、以下のようなものがあります。

走り込み棒高跳びは、走りのスピードやタイミングが重要です。まずは、走りの基礎となる走り込みを行いましょう。サーキットトレーニングやスプリント走など、様々な種類の走り込みを取り入れると良いでしょう。
ジャンプトレーニング棒高跳びでは、高く飛び上がることが求められます。そのため、ジャンプ力を養うトレーニングを行いましょう。スクワットジャンプやボックスジャンプ、ハードルジャンプなど、様々なジャンプトレーニングがあります。
バーを超えるトレーニング棒高跳びの最も重要な要素である、バーを超える力を養うために、スタンドジャンプやワンステップジャンプなど、高さを意識したトレーニングを行いましょう。また、バーワークと呼ばれる、実際にバーを超える練習も行います。
ストレッチ棒高跳びは、身体の柔軟性が求められる競技です。練習前には、必ずストレッチを行いましょう。特に、股関節や背中、脚などの筋肉を中心に、全身をしっかりとほぐすことが重要です。
ランニングアップ最後に、実際にバーを超える前に、ランニングアップと呼ばれる練習を行います。これは、実際の試合での走りに近い形で、バーを超える前のスピード感やタイミングを身に付けるための練習です。

以上のようなトレーニングメニューを組み合わせることで、棒高跳びの基礎を身に付けることができます。ただし、トレーニングには、自己流で行わずに、必ずコーチや先輩アスリートのアドバイスを受けるようにしましょう。

棒高跳びにおすすめなスパイク

棒高跳びは、ランニングシューズよりも柔軟性の高いスパイクシューズが好まれます。適切なスパイクシューズを選択することで、選手はスピードとバランスを向上させることができます。

以下は、棒高跳びにおすすめのスパイクシューズの例です。

・ニューバランス Vazee Sigma Harmony
ニューバランスは、軽量で柔軟性の高いスパイクシューズを提供しています。 Vazee Sigma Harmonyは、高速のランニングに適したデザインであり、棒高跳びにも適しています。

・アディダス Adizero HJ
アディダスのAdizero HJは、柔軟性の高い素材を使用しているため、選手は快適さと素早い反応性を得ることができます。また、軽量で、ランニングシューズのような足回りの感覚を持っています。

・ニューバランス LD5000v6
LD5000v6は、ニューバランスの中でも、最も軽量で快適なスパイクシューズの1つです。このスパイクシューズは、素早い反応と快適さを提供するために、合成素材を使用しています。

・ナイキ Zoom PV II
Zoom PV IIは、快適で耐久性が高く、柔軟性があり、正確なフィット感を提供する高品質のスパイクシューズです。このシューズは、スパイクの配置が選手に高い安定性を提供するように設計されています。

これらのスパイクシューズは、棒高跳びに最適な機能を提供し、選手が安定して走り、ジャンプすることをサポートします。しかし、スパイクシューズは、個人の好みや足の形によって異なるため、試着することが重要です。

棒高跳びについてまとめ

今回は棒高跳びの練習メニューやルール、コツについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか？

棒高跳びは、勢いや技術だけでなく、継続的な練習が不可欠です。正しいフォームや着地の仕方を学び、徐々に跳躍力を向上させることで、自分自身の限界を超える高さに挑戦することができます。そして、その挑戦こそが、スポーツの醍醐味であり、自己成長につながるものです。