陸上100m走の日本記録の歴史を解説

陸上100m走で移りゆく日本記録の歴史について

陸上競技といえば他の球技スポーツと違い、記録として距離や時間がはっきりとする特徴があります。

年月が経てば経つほど昔の記録は古い記録となり、塗り替えられていくものとなっています。

今回は陸上競技の花形でもある100m走について日本記録がどのように移り変わってきたのかをご紹介したいと思います。

今の100mの日本記録は?

100m日本記録

現在の日本記録は2017年9月9日に桐生祥秀選手が日本学生対校選手権大会でマークした9秒98になります。

※追記
その後サニブラウンアブデルハキーム選手が2019年に9秒97の日本新記録を打ち立てています。

長年にわたり日本人初の9秒台は一体誰がいつ出すのかと話題になっていましたがついに桐生選手が出してくれましたね。

そんな100mの日本記録ですが電気時計が導入された50年前ほどから遡ってみると多くの人が日本記録を更新してようやく今現在にたどり着いたということが分かります。

その50年前の記録から順にご紹介致します。

1968年 10秒34 飯島秀雄 選手

こちらが電気時計が導入された当初の日本記録になります。

10秒34はとても素晴らしい記録ですが、現代であれば高校生でも毎年このくらいの記録を出してしまうような感じです。

昔に比べてスパイクやサプリメントなど様々なものが増えた結果50年でこれだけ進歩しているのでしょう。

 

1987年 10秒33 不破弘樹 選手

19年の長い時間10秒34の日本記録は破られなかったのですがついに不破選手が10秒33と新しい記録を生み出してくれました。

逆を言えば当初の飯島選手の10秒34がとても素晴らしい記録だったということが分かりますね。

1988年 10秒28 青戸慎司 選手

なんと昨年19年ぶりに日本記録を樹立した不破選手の記録を次の年にもう更新してしまいました。
しかも0.05秒更新の10秒28で日本人初の10秒2台となりました。

 

1990年 10秒27 宮田英明 選手

日本人初の10秒2台から2年後、なんと当初の高校生だった宮田選手が10秒27の記録をマークして日本記録をさらに更新。

陸上界に新たな怪物の登場かと騒がれていたようです。

 

1991年 10秒20 井上悟 選手

宮田選手の日本記録からわずか1年後に0.07秒も上回る10秒20という記録をマーク。
数年は抜かれないだろうという記録を打ち立てたのである。

 

1993年 10秒19 朝原宣治 選手

北京オリンピックでも銅メダルを獲得した朝原選手が日本人初となる10秒1台の10秒19を1993年にマークしました。

以前の日本記録を2年で更新してしまいました。

1996年 10秒14 朝原宣治 選手

朝原選手が自分自身の持つ日本記録を0.05秒更新の10秒14
同じ選手が日本記録を更新するのは電気時計の計測が始まって以来の事でした。

1997年 10秒08 朝原宣治 選手

またしても朝原選手が前年にマークした記録から0.06秒更新する10秒08という素晴らしい記録をマーク。
日本人初の10秒0台の記録でありました。

1998年 10秒00 伊藤浩司 選手

ついこの間まで日本記録保持者だった伊藤浩司選手。
当時10秒00という記録を打ち立てたのですが、フィニッシュタイマーは「9秒99」で止まり、ついに9秒台が出たかと思われましたが正式記録は10秒00となり、残念ながら日本人初の9秒台は見送りと言う形になってしまいました。

しかし十分素晴らしい日本記録の更新でありました。

2017年 9秒98 桐生祥秀 選手

日本人初の9秒台を達成したのが当時東洋大学4年生の桐生選手でした。

桐生選手も高校時代に10秒01という素晴らしい記録を出していながらなかなか更新できず苦しんだ時期もあります。

そんな中での9秒98は本当に素晴らしいことですね。

世間のニュース番組や、緊急速報でテレビの中央に出るくらい日本を沸かせてくれました。

まとめ

今回は陸上競技の花形でもある100mの日本記録の歴史についてご紹介させていただきました。

約50年前から現在でこれだけの移り変わりがあったので50年後日本記録がどうなっているのか想像もつきませんね。

9秒台は当たり前のようになっているのではないかと予想してしまいます。

今現在の日本の短距離界は本当にレベルが高いので誰が日本記録を更新してもおかしくないくらいでしょう。