フライングの基準はなぜ0.1秒?失格にならない場合との差をご紹介!

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今回は陸上競技をやっている人なら知っておきたいフライングの基準について解説していきたいと思います。まずフライングを知らないという人はいないと思いますが、簡単に説明させていただきます。

フライングとは?

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フライングはスタートのピストルがなる前に反応して他の選手よりも先にしスタートしてしまうというものです。しかしそのフライングにも細かいルールがありますので覚えておくといいでしょう。

フライングは1回で失格

今現在のルールでは、1回の不正スタートで失格になってしまいます。2010年までは1回目のフライングでは失格にならず、同じレースで2回目のフライングがあった場合1回目にフライングした選手じゃなくても失格というルールでした。

タイムスケジュールの関係などで1回目で失格というルールが設けられているのです。緊張感からフライングするつもりはがなくてもしてしまったりすることがあるので身長にスタートを切りましょう。

ピストルがなった後のスタートでもフライングになる

通常ピストルが鳴ってからスタートするのはフライングじゃないと思うかも知れません。しかしフライングの規則にはこんなものがあります。

『ピストルが鳴ってから0.100秒以内のスタートはフライングと見なす。』

なぜ?と思われる方も多いでしょう。この基準には、科学的に人間は音がなってから0.1秒以内に反応できないそうです。よって0.1秒以内の反応はピストルがなる前に反応しなければ出せないリアクションタイムだということです。

2017年5月のレースでも日本人初の9秒台を出した桐生祥秀選手のリアクションタイムが0.100秒未満だったため肉眼では分からなかったものの失格という処置が取られるようなこともありました。

腕が地面から離れなければフライングにならない

こちらも判断が難しいところでありますが、スタート直前ピストルが鳴る前にピクッと動いてしまったとします。しかしこの時に両手が地面についたままの状態で離れていなければ注意だけになりますのでフライングとはみなされません。

しかし、この時に腕が地面から離れてしまうと動作後にピストルがならなくてもフライングとなってしまうので注意してください。

短距離以外のフライング

フライング2

フライングといえばスターティングブロックにセットした状態での判断だけだと思われがちですが、800m以降の中長距離にもフライングはもちろんあります。

この場合スターティングブロックがないためリアクションタイムを計ることはできませんが明らかにピストルが鳴る前にスタートし、他の選手よりも早く出てしまった場合にフライングを取られてしまいます。

この時は短距離種目同様に1回目のフライングで失格となってしまいますので注意しましょう。

陸上のフライングに関する基準についてのまとめ

陸上競技を行う上で1番気をつけなければならないと言っても過言ではないのがこのフライングです。以前ウサインボルトも世界陸上の決勝でフライングして失格と言う事があったように的確に判断されてしまいます。

はやる気持ちはありますがしっかりと集中してるフライングにならないようにしましょう。大切な試合であればあるほど今までの練習がもったいないですからね。

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