砲丸投げのコツ&練習方法を初心者でも分かりやすいトレーニングメニューでご紹介!

皆さんは砲丸投げと聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?実際にやったことない人でも何となく「重い鉄球をどれだけ遠くに飛ばすことが出来るかを競う競技」というのは想像できるかと思われます。

今回はそんな砲丸投げについて「体育の授業で行われるからコツをつかみたい」「試合で砲丸投げに出場するから少しでもいい記録を…!」など様々な観点から述べさせていただきます。意外と知らなかった内容や細かいルールなどもあったりするのでしっかりと砲丸投げとはどのような競技かという点を抑えていきましょう。

砲丸投げと言えば陸上競技の投擲種目の中で最もメジャーな部類に入り、体育の授業などでも行われることが多い種目です。こちらの記事ではそんな砲丸投げについて始めたばかりの人が少しでも記録を伸ばしていけるよう砲丸投げのコツや練習方法について解説させていただこうと思います。

では砲丸投げについて詳細をご紹介していきます。

砲丸投げとは

まず初めに砲丸投げとはどんな競技?という点からご紹介させていただきます。冒頭でも述べさせていただいた通り砲丸投げは「重い鉄球をどれだけ遠くに飛ばすことが出来るかを競う競技」となります。またその砲丸の重さというのも中学、高校、大学・一般と年を重ねるごとに投げる砲丸の重さがだんだんと重くなっていきます100m走などであれば中学生でも大人でも一定の距離を走るという事に変わりないので同じ目線で練習やトレーニングを考えることができます。

しかし砲丸投げは年齢によって重さが変わっていくのでその点も踏まえてトレーニング方法などを変えていかなければならないので実は少し高度な技術を要する競技なのです。

そして砲丸投げはフィールド競技の1つでルールとしては決められた直径2.135mの円の中からいかに遠くへ砲丸を投げることができるのかという競技になります。砲丸を投げ終わった後白旗が上がる前にこの円から1歩でも前に足が出てしまうとファールになってしまう為しっかりと確認しておきましょう。

陸上競技の投てき種目でも圧倒的競技人口が多いのがこの砲丸投げです。その理由はおそらく他の投てき種目よりも特別な練習なく試合に出場ができると言うところから来ているのではないでしょうか。確かに指導する側としてもまずは砲丸投げから取り組ませてそこから円盤投げ、やり投げなどに移行もさせやすいかと思います。

短距離であればまず100mから始め、その後400mハードルなどといったすこし違う種目を取り組むのではないでしょうか。

そして砲丸投げについてコツや練習法など初心者でもわかりやすくまとめて見ましたので興味のある方は是非ご覧ください。

砲丸投げのコツをつかんで遠くへ飛ばす

ベンチプレスを自宅に置く場合

主に日本ではグライド投法という方法を用いられていることが多いのですが今回はそのグライド投法のコツや遠くに飛ばすためにはどのように気を付けていけばいいのかを解説していこうと思います。

大まかに砲丸投げではどのようなことをポイントとして意識すればいいのかと言うところをいくつかまとめて見ましたので参考にしていただければと思います。

投げるよりも押し出す感覚

砲丸投げはどちらかというと投げるではなくて押すと言うイメージをもってみるのがコツと思っても良いでしょう。そのほうが遠くへ飛ばすこともでき、フォームも奇麗になります。

あれだけの重さのものを思いっきり投げると肩を痛めてしまったり、腰に負担がかかってしまったりしますからね。そして肘と砲丸を投げる向きを一直線にする事も意識して見てください。そうすることで思いっきり押し出すことができ、遠くへ飛ばせるでしょう。

腰をしっかりと入れる

やはりどうしても砲丸投げを始めたばかりの頃は上半身だけでどうにかしようと考えがちです。しかし良い記録を出すためにはしっかりと腰を入れて脚も使って投げると言うことがコツです。

投げる瞬間の動作でしっかりと脚を曲げて押し出すと同時に脚も一気に伸ばします。そうする事でより力が砲丸に加わるので遠くに飛ばすことが可能になります。

砲丸投げの練習方法

続いてどのような練習をしたら良いのかについて解説させていただきたいと思います。練習方法と言っても主には先程重要なポイントとして述べさせていただいた箇所に重点を置いて実践形式で多くの数を投げてみて修正箇所などを正しいように直していきます。

実際に動作を繰り返す事で安定もしてきますし、なにより砲丸投げになれると言うことができるので初めのうちは実戦練習にポイントを置いて見ましょう。そして砲丸投げを続けていく上で重要になるのがウエイトトレーニングですね。

砲丸投げでの上位に入賞している選手を見れば一目瞭然なのですが、みんなものすごい体格をしています。

それも練習でウエイトトレーニングを徹底して行っているのであのような体格にまでなることができるのです。やはりベンチプレスなど上半身を中心に体全体的に鍛えることができるメニューを始め、他にも様々なメニューを行うことで体を大きくするのもポイントです。

実際に取り組むべき練習メニュー

砲丸投げは、力と技術が求められる陸上競技のひとつであり、投げる際のフォームや筋力トレーニングが重要です。以下に、砲丸投げの練習方法について説明します。

  1. フォームの練習 砲丸投げは、正しいフォームが投げる際のキーとなります。まずは、正しいフォームを身につけるために、コーチや指導者からの指導を受けることが大切です。基本的なフォームの要素には、腕の振り、脚の位置、体重移動、そして回転の速さが含まれます。これらの要素を練習し、反復練習を繰り返すことで、正しいフォームを習得することができます。
  2. 筋力トレーニング 砲丸投げには、腕や肩、背中、脚などの筋肉が重要な役割を果たします。砲丸投げの練習には、これらの筋肉を鍛えるトレーニングが必要です。例えば、バーベルやダンベルを使用した肩や背中のトレーニング、スクワットやランジなどの下半身のトレーニングが有効です。また、体幹のトレーニングも重要であり、プランクやクランチ、メディシンボールを使用したトレーニングが効果的です。
  3. 技術の練習 砲丸投げには、フォームだけでなく、投げる際のタイミングや力の入れ方など、技術面の練習も必要です。投げる際には、砲丸を持ったまま体重移動を行い、反動を利用して砲丸を投げます。正しいタイミングで力を入れ、的確に砲丸を放つことが重要です。反復練習により、技術面を磨くことが大切です。
  1. 競技経験の積み重ね 最後に、砲丸投げにおいては、競技経験が重要です。競技会に参加し、実際にプレッシャーの中で投げることで、自分の力量や課題を把握することができます。また、他の競技者と競い合うことで、自分自身の成長に繋がることがあります。競技会に出場することを目標に、練習を積み重ねることが大切です。

以上が、砲丸投げの練習方法についての基本的な説明です。継続的に練習を行い、指導者やコーチのアドバイスを受けながら、自分自身のレベルアップを目指していきましょう。

他種目の練習など押さえておきたいポイント

砲丸投げのコツや練習方法について解説させていただきましたが、他の種目の練習方法でも砲丸投げに役立ちそうな練習がありますので是非参考にしてみてください!

しっかりと体幹を鍛えることによって体のブレをなくし、正しい方向に投げることかが可能になります。

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海外選手が良く利用している回転投法について

先ほど日本では主にグライド投法が用いられているとお話させていただきましたが、オリンピックや世界陸上などで上位に来る選手は主に回転投法という投げ方を行っています。

つまり回転投法の方がより遠くへ投げることができるのではないか?という疑問もい生まれてくると思います。ではなぜ日本ではその回転投法がメジャーにならないのかというと

・グライド投法よりも投擲が不安定になってしまう
・技術を磨くのが難しい
・身近に回転投法を指導できる指導者がいない
・ファウルが多くなってしまう

といったデメリットがある為です。たしかに日本選手権など上位の選手をみても回転投法を使っている選手はほとんどいないため指導者が存在しないということも大きな原因です。

また、完璧に習得することができればグライド投法よりも遠くへ飛ばすことができるかもしれませんが成功する確率も低く、ファウルを連発してしまう恐れもあるようです。

砲丸投げで意識すべき項目

砲丸投げは、正しいフォームや筋力トレーニングが重要ですが、投げる際のコツもあります。以下に、砲丸投げのコツについて説明します。

  1. 腕の振りと体重移動 砲丸を投げる際には、腕の振りと体重移動が重要です。砲丸を持ち上げる際には、まず腕を振り、そして体重を前方に移動させます。このとき、腕を振る際には、肘を高く上げて、砲丸を投げる際に力を加える余地を作ります。
  2. 回転の速さ 砲丸を投げる際には、回転の速さも重要です。回転を行う際には、体全体を使ってスムーズに回転させることが大切です。回転の速さが遅いと、投げる力が不足し、距離が伸びません。一方で、回転の速さが速すぎると、バランスを崩してしまい、投げる力が逃げてしまいます。
  3. 砲丸の角度 砲丸を投げる際には、砲丸の角度も重要です。砲丸を放つときには、地面と平行に投げるように意識すると、より遠くに飛ばすことができます。砲丸を高く放ってしまうと、風の影響を受けやすく、距離が伸びません。
  4. 力の入れ方 最後に、力の入れ方も重要なコツのひとつです。砲丸を投げる際には、力を溜め込んでから放つように意識すると、より遠くに飛ばすことができます。ただし、力を入れすぎると、フォームが崩れてしまい、距離が出なくなってしまいます。バランスを保ちつつ、力の入れ方を調整することが大切です。

以上が、砲丸投げのコツについての基本的な説明です。正しいフォームや筋力トレーニングと合わせて、コツを意識して練習を行いましょう。

砲丸投げのコツと練習法まとめ

今回は砲丸投げについて解説させていただきました。
実際には簡単のように見えてとても繊細なのですが、練習次第ではグングンと記録が伸びていく競技でもありますので是非こちらの記事を参考にしながら練習に取り組んで見てください!