ジャマイカがなぜ陸上に強いのか徹底解析
ウサインボルトをはじめ、ヨハンブレイクなど現在短距離で頭角を表しているジャマイカがなぜここまで速い選手が揃っているのかを徹底解析してみました。
昔まではアメリカが圧倒的な強さを誇っていましたがウサインボルトの出現と共にジャマイカが上回ってきたというイメージですが実際にはどうなのでしょうか?
日本との比較
日本と比べてどこに差があるのかをまずは調べてみました。カリブ海に浮かぶ小さな島でどこに陸上大国の秘訣が隠されているのか気になるところです。
陸上競技といえば黒人の選手が圧倒的な力を持っているイメージですが去年のリオデジャネイロオリンピックの4×100mリレーで日本が銀メダルを獲得したことによって世界からの注目が集まるようになりました。
ジャマイカの人口
ジャマイカの人口は272万人で、日本の広島県の人口とほとんど同じと言う数字になります。
ジャマイカの面積
面積は10,991平方キロメートルでこちらは日本の岐阜県と同じくらいの面積になります。
ジャマイカの速さの秘訣
ざっと見ると広島県ほどの人口の中にあれだけ100m9秒台の選手が揃っており、4×100mリレーのメンバーにも入れない9秒台の選手が出てきてしまうというほどです。
やはり強さの秘訣として速い選手が一人だけではなく、全体的に速いと言うことが選手同士を切磋琢磨させて底上げをしているのではないかと言われています。
仮に日本の選手から9秒台の選手がポツポツとで始めた場合全体的に強い国構成が出来上がり、日本でも9秒台が当たり前になってくるのではないでしょうか?
また、骨格と筋肉のつき方が日本人と黒人では違うと言われていますが、確かにプロのマッサージ師の方も実際に触り比べて全然違うと言っているので体つきの問題もあるかもしれません。
日本がリレーで銀メダルを獲得できた理由
ではなぜこんな9秒台の選手が揃っているジャマイカについで銀メダルを獲得できたのかというと散々テレビなどでも言われているバトンパスにあります。
よくアメリカなどはバトンパスの際に失敗して失格になっているシーンなどをみますが、バトンパスの練習をあれだけ念入りにするのは日本の文化なのです。
他の国はバトンパスなどほとんど練習せず、当日サブトラックで軽く合わせるくらいしかしないみたいです。
ジャマイカもボルトにバトンが渡った瞬間ボルトは左手から右手に持ち替えて走っていますよね?あれはボルトの個人的な感覚で右手の方が走りやすいからといって持ち替えているだけだそうです。
実際には左手で持ち続けて走ったほうが無駄な動作をしなくていいのでタイム的には早く走れます。
36秒84の世界記録を出した時のジャマイカの選手が、日本のバトンパスを取り入れていたら36秒5くらいは出ていたのではないかという仮説まで持ち上がってきているくらいです。
今回の世界陸上では日本とジャマイカの戦い、どうなるのでしょうか。是非頑張ってほしいと思います。