今回は陸上競技の花形でもある100m走の記録について、どのくらいのタイムだとどんなレベルなのかを細かく解説して行きたいと思います。
100mで11秒台を目指す人、10秒台を目指す人それぞれどのような練習がいいのかを述べた記事もご用意していますので気になる方はご覧ください。
「100mで【12秒台→11秒台】を出すために必要な練習は?」
「100mで【11秒台→10秒台】を出すために必要な練習は?」
では100m走における細かい内容を見ていきましょう。
100m 9秒台
世界のトップスプリンターの称号とも言われる100m9秒台。世界記録から順にご紹介していきます
9秒58(男子100m世界記録)
皆さんご存知の通りジャマイカのウサインボルト選手の持っている世界記録が9秒58というタイムになります。
今後20年程は抜かれないのではないかと言われているくらい圧倒的なタイムになります。
9秒95(男子100m日本記録)
2021年に山縣亮太選手がマークした9秒95という日本記録。試合が行われた状況としては追い風2.0m/sという公認記録になる追い風ギリギリのところで100mにとっては最も良いコンディションの中での記録でした。
9秒98(男子100m前日本記録)
こちらは東洋大学の桐生祥秀選手が2017年9月にマークした記録です。
日本人初の9秒台ということで日本中でニュースになりました。
世界のトップスプリンターとも言われる記録です。
100m 10秒台
おそらく陸上で短距離種目をやっている人であれば1つの目標として100m10秒台という記録を目指している人も多いのではないでしょうか。
そんな10秒台ですが10秒00〜10秒99まで幅広いのでレベルごとに解説していきたいと思います。
10秒00
こちらは桐生祥秀選手が9秒98の日本記録を出す前までの前日本記録になります。
この記録をなかなか破れずに何人もの日本人が苦しんでいたという程厚い壁なのですね。
現在はSEIKOの山縣亮太選手が9秒95の日本記録を出しています。
10秒12
こちらは2017年の世界陸上の標準記録です。
このタイムを上回ることができれば世界大会にも出場できるほどのレベルというわけですね。
10秒40
こちらは日本選手権に出場する為のA標準記録になります。
このタイムを切ることで国内最高峰の試合に出場できるレベルとなります。
高校生でこのくらいのタイムを出すことができれば全国大会で3位以内の入賞圏内でしょう。
10秒60
こちらの記録を切るとU-20の日本選手権に出場できるくらいのレベルです。
高校生でコンスタントにこの記録を切れれば十分全国大会の決勝も見えてくるかもしれません。
10秒80
特に目立った標準記録等はありませんが、高校生であれば十分全国大会出場のレベルと言えるでしょう。
中学生であれば年によりますが全国優勝も可能なレベルです。
10秒99
ようやく念願の10秒台といったところです。
世間的に一般人から見れば100m10秒台と言えば10秒0でも10秒9でも同じなんだとか、、
100m 11秒台
陸上を始めたばかりの頃や中学生などはまず通過点にしたい100m11秒台。
女子であれば11秒台を出せる人はほんの一握りとも言えるでしょう。
11秒21(女子100m日本記録)
こちらは女子の100m日本記録保持者である福島千里選手の記録になります。
男子でも中学生であれば全国大会出場の標準記録くらいであるのでかなりハイレベルと言えるでしょう。
11秒50
このくらいのレベルになると中学生では県大会入賞、高校生であれば県大会出場などといったところです。
これからの伸び代が楽しみな時期ですね。
11秒80
こちらの記録は女子の日本選手権出場のA標準記録になります。
日本のトップ選手であれば女子の選手でも11秒80を切ってくるので男子も負けていられないです。
高校生ならインターハイ決勝レベルですね。
100m 12秒台
おそらくこちらの12秒台と言うのが陸上部などで正式に競技をやっている人口を見ると1番多いのではないかといった層です。
11秒台を目標としている人も多いでしょう。
12秒00
こちらはレベルとは全く関係ありませんが時速30km/hの壁になります。
つまり法定速度をしっかりと守った原付が100mを走った場合12秒00となるわけですね。
12秒50
このくらいの記録だと女子の中学全国大会に出場できるほどのレベルといったところ。
中には女子でも中学生で11秒台の記録を出す強者もいます。
100m走【12秒台~9秒台】のタイムまとめ
今回は100mを記録別にご紹介させていただきました。
それぞれ目標としてる記録があると思いますが、100mで10秒台や11秒台など大台に乗るとやっぱり嬉しいものです。
皆さんも壁を突破できるよう練習あるのみです。
こちらに100mの練習法や冬季練習メニューなど詳しく解説した記事もご紹介していますので是非ご覧になられてみてはいかがでしょう。
また、100mにいおける日本記録の移り変わりも記述してみましたのでご覧ください。