陸上スパイクの長さや三段ピン平行ピンの違い
今回は陸上競技用のスパイクのピンについて解説させていただこうと思います。
土の競技場で使うアンツーカートラック専用のピンとオールウェザー(タータン)で使うピンの2種類ありますが、今回はオールウェザー用のスパイクピンについてご紹介させていただこうと思います。
競技場やタータンについて詳しく知りたいという方はこちらをご覧いただければと思います。
スパイクのピンには色々な長さや形があるのでいったい自分の種目にはどのタイプが向いているのかなどを提案させていただこうと思います。
陸上スパイクのピンの長さについて
まずはピンの長さについてご紹介させていただきたいと思います。ピンの長さは一般的に種目によって違う大きく変わってきます。
そして使用するピンの長さにも公式のルールが存在し、走高跳とやり投げでは11mm以下、それ以外の競技では9mm以下でなければならないという決まりがあります。
意外と知らない人が多いと思うので気をつけてください。
10mm〜11mmピン
先ほどお伝えした通りこちらのピンの長さは走高跳かやり投げでしか使用することができません。
なので必然的にこのどちらかの種目で使うピンということになるでしょう。
両種目のポイントやコツなど詳しく知りたいという方は是非こちらをご覧いただければと思います。
9mmピン
こちらの長さでは主に短距離種目の中でも短い100mや200mで使用することが多いでしょう。
しかし短距離で9mmピンは少し長く、初心者などがこの長さを装着してしまうと足にかなりの負担が来てしまいますので短距離で使用する際は上級者向けと言えるでしょう。
また、走り幅跳びなどの跳躍種目においてもこちらの長さが良いと言われております。
8mmピン
こちらは一般的な短距離種目のピンの長さとなります。
この長さであれば100mや200mを行う短距離の初心者でも大丈夫です!
しかし400mの場合だと試合や練習に慣れている上級者でないと足に負担がかかり、ラスト100mに足が疲労感でいっぱいになってしまうかも知れないので注意が必要です。
7mmピン
こちらのピンの長さでは400mの初心者や800mの選手が最適です。
400mと800mを兼ねて競技に取り組んでいるという選手はこちらの7mmピンをおすすめします。
6mmピン
主に1500mの選手が使用しているピンの長さになります。
1500mだと少し走っている時間が長いので長いピンだと足への負担がとても大きくなってしまいますので注意が必要です。
5mmピン
こちらは1500mの初心者や5000m以上の長い距離に最適な長さです。
5mmピンとも慣ればほとんどスパイクに付いている感覚はないので長く走る場合でも安心です。
しかし普通のランニングシューズで走るよりは足に負担が来るので練習の時などは注意しましょう。
陸上スパイクのピンの種類について
スパイクのピンには長さだけではなく種類も複数あります。
そんなピンの種類でも主に使われるものをピックアップしましたのでそれぞれにどんな効果があるのか頭に入れておくといいでしょう。
二段平行ピン
こちらのピンは瞬間的に大きな力を加える競技に適していると言われています。
なので主に跳躍種目になどに使われることが多いと言われております。
三段ピン
こちらは高反発で高グリップな形をしているように作られているのでトラック種目に向いていると言われています。
短距離種目が専門という方はこちらの三段ピンを使用することをお勧めします。
陸上競技用スパイクのピンについてまとめ
今回は陸上競技用スパイクのピンについてご紹介させていただきました。
それぞれのピンには種目にあった効果や目的があるので沢山あって迷うとは思いますが是非参考にしていただければと思います!
もしピンがあまりあっていないと感じたら長さを変えてみたり、平行ピンと三段ピンを入れ替えてみたりなどしてみて下さい!