皆さんは夏の食べ物と言えば何を思い浮かべますでしょうか。冷やし中華?スイカ?など思い浮かべるとたくさん出てきますよね。そこで今回は夏の食べ物の1つとしてなじみの深い「そうめん」についてカロリーや太りやすさ、ダイエット中の注意点などの視点から述べさせていただければと思います。
「そうめんってさっぱりとしていてあまり太らなそう。」「毎日食べても低カロリーだし痩せるんじゃないかな?」なんて思う方も多くいらっしゃることでしょう。
しかしそうめんは炭水化物が中心の為一概に太りにくいとも言い切れないのです!確かに揚げ物などと比較した場合には太りにくいという事はすぐにイメージできるかと思いますが細かくカロリーや成分などを見ていきましょう。
そうめんってどんな食べ物?
まずはじめにそうめんってどんな食べ物なの?という所から順番にご紹介させていただきます。茹でるは乾燥状態でスーパーなどに売られており、そうめんはうどんやそばと同じく麺つゆに絡めて食べるのが一般的な食べ方です。
そうめんの特徴として1本1本麺の太さがかなり細いという所です。個人的なイメージとしては通常のざるそばで使われるそばの麺の半分くらいの細さではないかなというくらいの印象です。
また、もう一つそうめんのイメージとしては色付きのそうめんが含まれているものもあるという所です。通常スーパーなどに売られているそうめんにはピンクや緑といった色がついている麺が1束につき2,3本入っていて真っ白なそうめんのアクセントとなっている場合が多いです。
味に関しては通常の白いそうめんと変わりはないので単純に見た目だけの違いになるでしょう。そんなそうめんですが他のうどんやそばでは通常行わない食べ方として「流しそうめん」というのも有名ですね。
高さのある場所から水とともにそうめんを流して途中で構えている人が流れてきたそうめんをすくって食べるといったなんとも遊び心のある食べ方です。では実際にそうめんのカロリーなどダイエット目線で見ていきましょう。
そうめんのカロリーは高い?
続いては気になるそうめんのカロリーについて他の食べ物と比較しながらご紹介させていただければと思います。通常そうめんはスーパーで売られている1束でおよそ178kcalとなります。1束の重さは茹でる前が50gが一般的ですが茹でた場合には水分を多く含むため実際には2.7倍程度の重さになると言われています。茹でる前のそうめん100g(2束分)ではカロリー数は356kcalほどとなります。
では実際に食べる際の重さ(ゆでた後)100gに対してのカロリーを他の物と比較してみましたので下記の図をご覧ください。
商品名 | 内容量 | カロリー | 100g当たりのカロリー |
そうめん | 135g | 178kcal | 132kcal |
鳥ささみ | 100g | 109kcal | 109kcal |
フライドポテト | 135g | 410kcal | 303kcal |
白米1合 | 350g | 543kcal | 155kcal |
ハンバーガー | 104g | 256kcal | 246kcal |
パスタ | 250g | 373kcal | 150kcal |
上記の商品のそれぞれのカロリーと100g当たりのカロリーを算出させていただきました。こうして比較してみると全体的にはそこまでそうめんが高カロリーという印象はないのではないでしょうか。
やはり揚げ物であるフライドポテトなんかはかなり高カロリーとなっているのがわかりますね。運動頻度にもよりますが、1日の摂取カロリー目安は通常の特にダイエットなどを心がけていない人で成人男性が2000~2200kcal程度、成人女性が1500~1700kcal程度となります。
ダイエット中の人であればこちらの目安の7割くらいに抑えると良いとされている為男性であれば1日1500kcal未満、女性であれば1150kcal未満程度に抑えると効率的にダイエットができるのではないでしょうか。
ただあまりにも過度なダイエットで通常摂取の5割未満などにしてしまうと一時的にはグッと体重が減少して痩せることはできるかもしれませんが脳が体に異常事態が起こっているなどの信号を送り極力摂取したものを体内に残しておくような体質になり痩せにくくなってしまう場合もあるようです。
痩せたい気持ちはわかりますが焦らずゆっくりと減らしていく方が長い目線で見ると効果的かもしれません。
そうめんは食べ過ぎたら太る?
先ほどそうめんのカロリーが一体どのくらいなのかという事についてご紹介させていただきました。比較してみると案外低カロリーなので多めに食べてもいいのかなと思う方もいらっしゃるかと思います。
ただここで落とし穴があり、そうめん1束というのは食べてみると意外と少なく感じてしまいついつい食べ過ぎてしまうなんていうこともよくあります。実際にそうめん100gは小さい子供でもペロッと食べることができてしまうくらいの量なので食べる量には注意が必要と言えるでしょう。
いくら100gあたりのカロリーが少ないとはいえ1回の食事で3束も4束も食べてしまえば当然摂取カロリーは増えてしまいますからね。他のフライドポテトなどを食べるよりは摂取カロリーを抑えることができるかもしれませんが注意が必要です。
そうめんはダイエット中に食べてもOK?
続いてはダイエット中に素麺を食べるという事は問題ないのかという点についてです。こちらに関しては特にダイエット中だからと言って必ずしも避けなければならないという食材ではないと言えるでしょう。
必ず避けた方がいい食材というのはフライドポテトなど揚げ物関連が中心となります。なのでそうめんはお昼ご飯に1束茹でて食べるくらいであればそんなに気にすることはないです。ただ先ほども述べさせていただいたように食べ過ぎてしまってはやはりカロリーオーバーとなり太ってしまう可能性も十分に考えなければなりません。
よくダイエット中の方が思い込んでしまいがちなのがカロリーだけしか着目していないという事です。実際にはカロリーだけでなく当然カロリー以外にも糖質や炭水化物と言った成分もしっかりと知っておく必要があるのです。
いくら低カロリーでも炭水化物などが多く含まれている食べ物だと脂肪になりやすかったりという事につながってしまいます。逆に高カロリーでも炭水化物が少なく高たんぱくな食べ物などであれば脂肪がつきにくくより引き締まった体の方向へ進むことが可能でしょう。
では実際に先ほどカロリーを比較した際の成分についても同様に見ていきたいと思います。
商品名 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物(糖質) |
そうめん | 3.5g | 0.4g | 24.9g |
鶏ささみ | 25g | 0.8g | 0g |
フライドポテト | 3.9g | 15.3g | 37.8g |
白米 | 2.5g | 0.4g | 38.0g |
ハンバーガー | 12.3g | 9.0g | 29.1g |
パスタ | 5.0g | 0.9g | 28.0g |
※全て100g当たりの数値で算出しています。
このようにそうめんのそれぞれの成分を他の食べ物と比べてみた結果いかがでしょうか。ダイエットに向いている食材としては高たんぱく低糖質の食材になるのでやはりダイエットのイメージがある鳥のささみはタンパク質もダントツに高く糖質も0なので言うことなしという事になります。
ではそうめんを見てみるとささみを除くと炭水化物は最も少ないですがタンパク質も若干少な目という感じでしょうか。ただ白米と比較するとそうめんのばあいはタンパク質も高く、糖質も抑えられているのでダイエット向きな食べ物ともいえるでしょう。
そうめんについてのまとめ
今回はそうめんに関してカロリーがどのくらいなのか、ダイエット中に食べても問題ないのかなど様々な観点からご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
そうめんは比較的太りにくい食材ではあるもののやはり炭水化物などは含まれているため何事も食べ過ぎというのはあまりよくありません。ただフライドポテトなど揚げ物を食べるくらいであればそうめんを食べた方がダイエット効果を見込めるので良いかもしれませんね。
他にも「これってダイエット中に食べても大丈夫?」と言った内容をまとめてみた記事がございますので気になる方は是非ご覧いただければと思います。
≫生ハムはダイエット中に食べたら太る?痩せる?カロリーや塩分・タンパク質・脂質などご紹介!