皆さん体育の授業で1度は必ず走ったことがあるであろう50m走について今回は年齢別の平均や、小学校、中学校、高校それぞれの学年別の平均タイムをご紹介させていただければと思います。
年によって若干の誤差が出ていたりはすると思いますが大体毎年これからご紹介させていただくようなタイムが平均値となってくると思いますので是非参考にしてみてください。
なお今回平均タイムを参照させていただいているのは令和3年4月に文部科学省より公表された「令和2年度体力・運動能力調査(速報値)」を利用しております。
スポーツ庁のホームページより細かい内容のPDFが掲載されておりますので気になる方は是非参照ください。
では50メートル走の平均タイムを年齢別に詳しく見ていきましょう。
小学生の50m走平均タイムとは?
まず始めに小学校1年生~6年生までの50m走の平均タイムについてご紹介させていただきます。小学校へ入学するまでは50m走を行ったことがないという人がほとんどだと思いますが、これからは高校を卒業するまでほとんどの場合毎年計測することになるので走るのが好きという人は50m走の伸びを感じるのも面白いでしょう。
50m走平均:小学校1年生(6歳)
小学校へ入学してすぐに体育の授業で行われる50mの平均タイムですが、男子で11.31秒、女子で11.74秒が平均タイムとなります。まだまだ小さい小学校1年生ですのでこれからの伸びに期待という所ですね。
50m走平均:小学校2年生(7歳)
続いて小学校2年生に上がり1年で50mの平均タイムがどれだけ成長しているのかというと男子で10.65秒、女子で11.06秒まで伸びています。男女ともに1年生の時と比べると平均タイムが0.7秒程伸びている数値となっています。
50m走平均:小学校3年生(8歳)
小学校3年生に上がり3度目の50m走ですが、男子で9.95秒、女子で10.28秒の平均タイムとなっています。男子は10秒を切って9秒台に突入、そして女子は0.8秒も平均タイムが伸びています。この小学校3年生が男女共に昨年の平均タイムからは最も大きい伸び幅となる年齢になります。
50m走平均:小学校4年生(9歳)
続いて小学校4年生の平均タイムですが男子で9.61秒、女子で9.85秒の平均タイムとなります。この小学校4年生の9歳というのが男女の平均タイムとしては最も差が小さい年代となり、そのタイム差は0.24秒となっているようです。
50m走平均:小学校5年生(10歳)
高学年に上がった小学校5年生の50m平均タイムは男子で9.15秒、女子で9.47秒となっています。今までは女子の方が大きくタイムが伸びていましたがここにきて男子の方がタイムとしては前年よりも大きく伸びる形となってきます。
50m走平均:小学校6年生(11歳)
小学生ラストの6年生は50mの平均タイムが男子で8.91秒、女子で9.17秒となっており男子は平均で8秒台のタイムに乗ってきました。女子はここら辺からタイムの伸びというが小さくなっていくため小学校6年生でピークを迎えるなんて人も中には出てくるかもしれません。
小学生の50m平均タイムまとめ
小学生の50m平均タイムを1年生から6年生まで順番にご紹介させていただきました。全体的には1年生から6年生で50mの平均タイムが男子の場合2.4秒、女子の場合2.57秒の短縮という結果になります。小学生は6年間と最も長い期間ではあるのに加え、成長としても最も大きく感じられる期間ですのでこのような大きな平均タイムの伸びとなっています。
下記に小学生の50m平均タイム一覧を乗せておきましたので学年や年齢別で比較してみてはいかがでしょうか。
学年(年齢) | 男子 | 女子 |
小学校1年生(6歳) | 11.31 | 11.74 |
小学校2年生(7歳) | 10.65 | 11.06 |
小学校3年生(8歳) | 9.95 | 10.28 |
小学校4年生(9歳) | 9.61 | 9.85 |
小学校5年生(10歳) | 9.15 | 9.47 |
小学校6年生(11歳) | 8.91 | 9.17 |
中学生の50m走平均タイムとは?
続いては中学生の50m平均タイムについてご紹介させていただきます。中学生になると小学生時代よりも本格的にスポーツに打ち込む生徒が出てくる為、速い人と遅い人の差が大きく出始める頃でもあります。また、50mでは長さが短い為速い人だと最高速度に達する前に50mが終わってしまうなんて人も出てくるでしょう。
50m走平均:中学校1年生(12歳)
そんな中学生の最初の学年でもある中学1年生の50m平均タイムは男子で8.50秒、女子で9.06秒となっています。小学校6年生の時と比較すると男子は0.4秒ほど伸びているのに対して女子は0.1秒ほどしか伸びがみられなくなっていますね。
50m走平均:中学校2年生(13歳)
続いて中学2年生の50m平均タイムですが男子で7.90秒、女子で8.79秒となり男女それぞれ7秒台、8秒台へ突入している形となります。男子の場合体が第二成長期に入り50mの平均タイムも0.6秒とかなり大きな伸びがみられています。
50m走平均:中学校3年生(14歳)
中学校最高学年の3年生の50m平均タイムはというと男子で7.45秒、女子で8.75秒となっており、男子は前学年と比べると0.45秒伸びているのに対して女子は0.04秒しか伸びていないという結果になっています。
中学生の50m平均タイムまとめ
中学校3年間の50m平均タイムをご覧いただいていかがでしたでしょうか。男子の場合1年生と3年生の比較で1.05秒伸びているのに対して女子の場合は0.31秒と約30%程度の伸びしか見られていません。体の成長もありますが女子の場合は大体中学生くらいで止まる人が多いのかもしれませんね。
下記に中学生の50m平均タイム一覧を乗せておきましたので学年や年齢別で比較してみてはいかがでしょうか。
学年(年齢) | 男子 | 女子 |
中学校1年生(12歳) | 8.50 | 9.06 |
中学校2年生(13歳) | 7.90 | 8.79 |
中学校3年生(14歳) | 7.45 | 8.75 |
高校生の50m走平均タイムとは?
最後は高校生の50m平均タイムについてご紹介させていただきます。高校生ともなればスポーツを極めていれば日本代表クラスの実績を持つ生徒も現れるでしょう。そんな高校生の50m平均タイムはどうなるのか順番に見ていきましょう。
また、高校生から体育の授業で今までと変わらず50m走を行うものの、計測時にスターティングブロックと言って陸上競技の大会などで使用する器具を使う場合もあるのでほんのわずかにですが学校によってタイム差が生まれる可能性もあります。
50m走平均:高校1年生(15歳)
高校へ入学して最初の50m平均タイムは男子で7.49秒、女子で8.89秒という数値になっています。ここにきて初めて男女共に前の学年を下回る平均タイムとなってしまっております。特に運動をしていない人などは大体中学3年生くらいがピークなのかもしれませんね。
50m走平均:高校2年生(16歳)
続いて高校2年生の50m平均タイムですが男子で7.31秒、女子で8.96秒となり、男子の場合は前学年で平均値を落としてしまっておりましたが高校2年生になりまた伸びが戻っています。女子の場合はさらに平均タイムが落ちるといった数値が出ています。
50m走平均:高校3年生(17歳)
おそらく人生で最後の50m走という人が多いでしょう高校3年生の平均タイムは男子で7.23秒、女子で9.05秒となっています。男子はさらに伸びがみられましたが女子は9秒台まで落ち、中学1年生とほとんど同じ数値となっています。
高校生の50m平均タイムまとめ
高校生の50m平均タイムをご紹介させていただきましたが予想と比べていかがだったでしょうか。高校1年生の時には男子も平均タイムを落としてしまう形になりましたがその後伸びが回復。女子の場合は学年を重ねるごとに平均タイムを落としてしまうといった形になりました。
また、中学の時には1年生~3年生で男子で1.05秒ほど伸びていたのに対して0.26秒の伸びとなっています。女子の場合は逆に0.16秒遅くなってしまっているという結果ですね。
下記に中学生の50m平均タイム一覧を乗せておきましたので学年や年齢別で比較してみてはいかがでしょうか。
学年(年齢) | 男子 | 女子 |
高校1年生(15歳) | 7.49 | 8.89 |
高校2年生(16歳) | 7.31 | 8.96 |
高校3年生(17歳) | 7.23 | 9.05 |
年齢別の50m走平均タイムについてまとめ
今回は小学校1年生~高校3年生までの年齢別50mの平均タイムをご紹介させていただきましたがいかがだったでしょうか。結果的に最も50mの平均タイムが速かったのが男子は高校3年生の7.23秒、女子は中学3年生の8.75秒となりました。
女子に関しては小学校6年生の平均タイムと高校3年生の平均タイムがそこまで変わらないというのも驚きではないでしょうか。
また50mに関して5秒台の俊足って実在するの?など関連のある内容をまとめてみた記事もございますので気になる方はこちらも見てみてはいかがでしょうか。