花粉症の割合は約30%!?予防・改善に効果のある食べ物を徹底解説!

花粉症の割合は日本人の約30%!花粉症の原因とは?

皆さんは、花粉症に悩まされた経験がありますか?

これまで花粉症にかかったことがある、今も花粉症に悩まされているという方は多いと思います。実は、日本で花粉症にかかった経験のある人の割合は約30%とかなり高い結果が出ているのです……!

 

そもそも花粉症とは何かというと、名前の通りスギヒノキといった植物の花粉が原因で発症するアレルギー疾患の1つ。特に冬の終わり頃から春にかけて飛び交うスギ花粉によって花粉症になる人が多く、あらゆる症状を引き起こします。

 

花粉症は遺伝的に発症しやすい人やまったく発症しない人など個人差はありますが、一度花粉症にかかってしまうとなかなか治せない厄介なアレルギー症状。できればかかりたくないです。

 

そこで今回は、「花粉症の症状や特徴」、「花粉症の予防・対策」、「花粉症に効果のある食べ物」といった、花粉症にまつわるお話を紹介していきます!

 

花粉症にお悩みの方もそうでない方もぜひ最後までご覧ください!

 

こんな症状があると花粉症かも!花粉症の特徴とは?

こんな症状があると花粉症かも!花粉症の特徴とは?

花粉症はどのような症状が現れるのでしょうか。また、どのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

花粉症の症状

○くしゃみ
○鼻水
○鼻づまり
○目・のど・顔などの皮膚のかゆみ
○頭痛
○せき
○集中力の低下
○食欲不振

これらの症状が花粉症の特徴です。特にくしゃみ、鼻水、鼻づまりは花粉症の三大症状ともいわれており、非常に症状が重いことで知られています。

 

花粉症と風邪の違いとは

花粉症の症状を見ていると風邪の症状とかなり類似しており、「風邪を引いたのかな?」と勘違いをしてしまう人もいるかもしれませんね。風邪は通常1週間程度で治りますが、花粉症は花粉が飛んでいる期間はずっと症状が続きます。また、目やのど、皮膚のかゆみを伴う場合は花粉症の疑いが強いでしょう。

 

もしこれらのような症状が出始めたら、自分で判断せずにまずは病院で診てもらうことをオススメします。

 

花粉の飛散時期は春だけではない!

花粉症といえば、春が一番テレビやネットでも話題になる時期ですよね。それゆえに、花粉の飛散時期が春だけと思い込んでいる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

 

花粉症を引き起こす植物として有名なスギの花粉飛散時期は2~6月頃で、春が一番盛んです。しかし、花粉症の原因となる植物はスギだけではありません。初夏にはイネ科植物、夏の終わりから秋にかけてはキク科植物……というように、花粉は1年中飛散しています

 

そのため、自分がどの植物花粉のアレルギーを持っていて、その植物の花粉飛散時期がいつなのかを把握しておく必要があるんですよ。春だけ対策していればいいや、というのではなく、自分の花粉症の原因をしっかり理解して、対策を行っていきましょう。

簡単なセルフケア方法をご紹介!花粉症の予防・対策をしよう

簡単なセルフケア方法をご紹介!花粉症の予防・対策をしよう

 

では、花粉症を予防するためにはどんな対策をしていけばいいのか、簡単にできる方法をご紹介していきます。今のうちから実践して、花粉症に悩まされないようにしましょう。

 

外出時はマスクを着用し、帰宅後は洗顔とうがいをする

 

外には花粉がたくさん飛んでいます。基本的なことですが、外出時は飛散している花粉を体内に取り込まないようにマスクを着用しましょう。この場合、普通のマスクではなく花粉症用のマスクを使うようにしてください。専用のマスクであれば花粉対策の構造がされているため、とても効果的ですよ。

 

そして帰宅後は必ず顔や手をしっかりと洗うだけでなく、うがいと鼻洗いも行いましょう。のどや鼻の粘膜をケアすることも花粉症対策には大切です。

 

花粉がつきにくい服装を選ぶ

 

外出時は花粉がつきにくい素材の服を選ぶようにしてください。綿やウールなどの表面が柔らかくふわふわとしている素材の服は花粉がつきやすいです。

ポリエステル製のような、表面がツルツルとした素材の服は花粉がつきにくいのでオススメですよ。

 

また、頭や目元を守るのも大切。帽子をかぶったり、花粉対策用のゴーグルを着用したりと、より一層外出時の身なりには気をつけましょう。

帰宅時は家に入る前に服をブラシなどで叩いて、花粉を家の中に持ち込まないようにしてくださいね。

 

家の中に花粉を持ち込まないようにする

 

窓を開けたり、洗濯物を取り込んだりするときは要注意。花粉が多く飛んでいる日中の時間帯は極力窓を開けないようにし、洗濯物を取り込む際には、付着した花粉を落とすようによく叩いてから家の中に取り込むようにしましょう。

 

それだけでなく掃除もこまめに行ってください。外出したときや窓を開けたときなどは花粉が家の中に入り込んでしまいますから、カーペットやカーテン、ソファーなどは特にこまめに掃除を行い、花粉を取り除くようにしましょう。空気清浄機を利用するとより効果的ですよ。

 

花粉量が多い日は外出を避ける

 

テレビやネットで花粉情報を調べ、花粉の飛散量が多い日はできるだけ外出を控えるようにしましょう。花粉が多く飛ぶ日の特徴として日本気象協会が挙げているのは以下の5つ。

 

・天気が晴れ、または曇り

・最高気温が高い

・湿度が低い

・前日が雨

・やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき

 

天気が回復して気温が高くなった日などは花粉がかなり飛んでいるので、特に注意が必要です。

 

規則正しい生活をし、ストレスを溜めないようにする

 

花粉症の予防・改善に欠かせないのは規則正しい生活をすること。しっかり睡眠を取り、バランスと栄養の取れた食事を心がければ正常な免疫機能が保たれますから、生活習慣を乱さないようにしましょう。

 

また、お酒やタバコを控えるのも、のどや鼻の粘膜を正常に保つためには大切です。花粉症にかかってしまった方は特に注意してくださいね。

 

また、ストレスを溜めてしまうこともアレルギー症状を悪化させてしまう原因の1つ。極力ストレスは溜め込まないようにしましょう。

 

花粉症の予防・改善に効果のある食べ物や飲み物とは?

花粉症の予防・改善に効果のある食べ物や飲み物とは?

 

最後に、花粉症を予防・改善してくれる食べ物や飲み物についてご紹介します。花粉症は食べ物や飲み物でも症状を和らげることができるので、積極的に摂取するようにしてみてくださいね。

 

ヨーグルト

花粉症の予防に最も効果的として知られているのがヨーグルト。ヨーグルトには善玉菌が多く含まれており、善玉菌のはたらきによって腸内環境が健康に保たれています。これにより免疫細胞が活性化するため、花粉症の予防にも最善ですよ。ヨーグルトにフルーツを入れて食べたり、飲むヨーグルトとして摂取したりするのもオススメです。

 

納豆や味噌などの発酵食品

納豆や味噌、キムチといった発酵食品にもヨーグルトと同じく善玉菌が多く含まれており、腸内環境が健康に保たれます。そのまま摂取してもいいですし、味噌は味噌汁として、キムチはキムチ単体として食べるほか鍋やその他料理に入れてみてもいいでしょう。

 

緑黄色野菜

緑黄色野菜に多く含まれているフィトケミカルには、免疫細胞を活性化させる役割があります。それだけでなく、野菜には免疫力の向上に役立つ抗酸化作用があるポリフェノールもたっぷり。またβカロテンやビタミンB2には、皮膚や粘膜を保護して健康状態を保つはたらきがあるため、色の濃い野菜は意識して食べるようにしてみてくださいね。

 

魚介類

サンマやうなぎにはたんぱく質、ビタミンA、B2、B6といった成分が多く含まれています。これらは粘膜や細胞の強化に効果的なため、免疫力があがり、花粉症対策にはバッチリな食べ物。また、サンマやアジ、サバにはDHAやEPAといったアレルギーの炎症を抑制する成分がたくさん。それだけでなく海藻類は植物繊維が豊富なため、腸内環境がより整えられるので、花粉症にお悩みの方は積極的に魚介類を食べるようにしましょう。

 

生姜

生姜に含まれる成分であるショウガオールは、私たちの体にアレルギーを起こす原因となるヒスタミンを抑える効果があり、アレルギー反応を抑えて花粉症の悪化を防いでくれます。生姜を液体に溶かして飲むとよりオススメですので、生姜スープや生姜紅茶にしてみるといった工夫をしてみましょう。

 

シソの葉

シソには体を温める作用があり、せきや鼻水にも効果があります。また、シソの香りにはリラックス効果があり、ストレスや緊張状態を和らげてくれます。シソの葉をお茶やジュースにするなどして飲むのがオススメですよ。

 

甜茶(てんちゃ)

お茶にはカテキン、ビタミンC、カフェイン、ポリフェノールといったあらゆる成分が含まれています。中でもカテキンはアレルギーを抑える作用があるといわれており高い効果を期待できるはず。また、甜茶にはGODポリフェノールが含まれており、花粉症の原因物質であるヒスタミンの分泌を抑えるはたらきがあります。飲み物を飲む際は、できるだけお茶を選ぶようにしましょう。

 

花粉症に悩まされないように予防・対策を行っていこう!

 

花粉症に関するコラムはいかがだったでしょうか?

 

冬が終わって暖かくなってくると花粉が盛んに飛び交う時期。花粉症に悩まされている方々にはとてもつらい季節ですよね。しかし、しっかり予防と対策を行っていけば、いつもよりも苦しくない春を過ごすことができるはずです!

 

ぜひ今回のコラムでご紹介した予防法や対策を参考に、少しでも快適に過ごせるようにセルフケアを徹底していきましょう。