足の速さとして1つの基準となるのが50mのタイム。誰しもが必ず体育の授業などで測ったことがあるのではないでしょうか?そこで今回は「50mの世界記録や日本記録って何秒くらいなの?」と言った最速記録に着目して調査を行ってみました!気になる方はぜひご覧ください。
50mの世界記録について
まず初めに「50mの世界記録って何秒なの?」といった内容について紹介していきます。陸上競技のオリンピック競技として最も短い距離は100m走となる為、「正式な50m走の世界記録」としては1996年にカナダのドノバン・ベイリーという選手が記録した「5秒56」という記録が現在の世界記録になります。(参照:ウィキペディア(Wikipedia))
昔は50m走の大会が定期的に行われていたようですが、現在はそもそも50m走という競技が正式な大会ではほとんど行われない為、1996年の記録が未だに世界記録として残っているというようです。
ドノバン・ベイリーの100mは9秒84
そんな50mの世界記録保持者であるドノバン・ベイリー選手の100mの自己ベストは9秒84となり、この記録は当時の世界記録でもありました。現在はこの当時の世界記録よりも速い選手も数多く出てきている為、もし50mの正式競技があるのであれば5秒56よりも速い記録が生まれるのではないかと考えられます。
ウサイン・ボルトの50mは5秒47
そして100mの現世界記録保持者であるウサイン・ボルト選手の50m走について気になる方は多いと思いますが、実際には公式競技として50mを走った記録は残っていないようです。
ただ、100mで9秒58の世界記録を出した2009年ベルリン世界陸上100m決勝での「50m地点の通過タイム」で見ると5秒47という通過タイムが出ており、50mの世界記録を上回るパフォーマンスとなりました。
50mの世界最速記録は5秒45
ただ2021年の東京オリンピック100m準決勝でアジア記録(9秒83)をマークした中国の蘇炳添という選手はさらに速いタイムで50mを通過しています。非常にスタートが得意な選手で、この時の50m通過タイムは5秒45となり現時点で世界最速タイムとなっています。
そう考えると50mの人類最速最速記録は東京で生まれているという事になりますね。
50mの世界記録についての総括
結論としては「50m走という競技の世界記録として残っている記録は5秒56だが、100m走における50m地点の通過タイムも入れると世界最速記録は5秒45。」というのが50m走の世界記録として残っている記録になるでしょう。
50mの日本記録について
次に50m走の日本記録を紹介させていただきます。日本国内でも同様に50mという競技自体は珍しく、現在残っている記録としては100mで北京オリンピックにも出場した朝原宣治選手が2002年に記録した「5秒75」となっています。
朝原宣治選手の100mの自己ベストは10秒02ですが、これほどのタイムを出せる人でようやく5秒75という記録を出すことができるくらい50m5秒台というのは難しいのです。
ちなみに50mを5秒台で走る難しさについて述べてみた記事もありますので気になる方は参考にしてみて下さい。
50mの日本最速記録は5秒57
また、現在の100m日本記録である9秒95を出した山縣亮太選手ですが、この時の50mの通過が5秒57となっており恐らく日本最速記録にあたる記録となるようです。(参照:日本陸連公式)
このように世界記録や日本記録を通じてですが、50m走という公式競技こそ無いものの、100m走での50m地点での通過を見ると基本的には50m走単体よりも記録としては速いタイムが残っているようです。
50mの世界記録や日本記録についてまとめ
今回は50mの世界記録や日本記録についてまとめさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?直近で50mという競技が行われていない為100mでの通過タイムの方が世界記録よりも速いという結果となりましたが、やはりスタートが得意な選手ほど50mの記録は出やすいという傾向にあるようです。