今回は陸上競技部における強豪校と弱小校ではどのようなところが違うの?と言った疑問にお応えさせていただこうと思います。
中学校であれば義務教育の為住んでいる場所から学区域が決められており、公立であれば自分がどの学校に行くかある程度決まっています。
しかし高校となると義務教育から外れるため自分で通う高校を受験する形になり、その際に陸上部が強いのか弱いのかで決める人も中にはいるでしょう。
そんな時陸上部の強い高校と弱い学校でどのような差があるのかをそれぞれ述べさせていただければと思います。
1.練習メニューが違う
最も最初に思い当たるところですが、強い学校ではしっかりと当日行うメニューが決められており、試合に向けた強化練習なども実践されているところが多い印象です。
逆に弱い学校では特に練習メニューなども定まっておらずその日に先生やキャプテンなど『とりあえずこのメニューやっておけば良いんじゃ無いの?』くらいな雰囲気で部活が行われている印象です。
ただ同じ練習と言ってもしっかり質の高い練習を行わないと時間が無駄になってしまうこともあるでしょう。それぞれ学校のやり方があると思うのでチーム全体を変えていく必要があるかもしれませんね。
2.部活の出席率
部活の出席率というのも大きく関係してくると考えられます。まず強い学校であれば高熱やどうしても外せない用事がない限り基本的に全員練習に参加となります。
もしどうしても休むという場合にはしっかりと先生やチームのメンバーに欠席の連絡を入れるということを徹底しているはずです。
逆に弱い学校は特に出欠席のルールはなく本人のやる気次第で当日練習に行く行かないは自由となります。もし当日休む場合でも特に連絡などは入れず無断欠席が当たり前というように部活が出来上がってきてしまっているのが原因かもしれませんね。
3.試合の集団応援がある
大会などの際は自分の学校の人が出場する際に観客席から応援している光景を見たことがあるかと思います。陸上の強い学校であればしっかりと1人でも出場していればその人に向けて集団応援を行います。
また、決勝などで選手紹介が行われて自分の学校の人の名前が読まれた時それに付随して呼びかけてあげている学校がほとんどです。
陸上の弱い学校ではあまり集団応援などは行わず、自分の学校の選手が出ていたらスタンドに上がって見に行く程度でしょう。
あまり決勝などに残る機会も少ないと思いますが、自分の学校の選手が呼ばれた際には拍手を行う程度のところがほとんどでしょう。
4.上下関係が無い
こちらに関してはそこまで大きく強い学校、弱い学校にわからないかもしれませんが、陸上の強い学校であればしっかりとルールとして下級生が道具を片付けるなど定められているところがほとんどかと思います。
また、上級生、下級生で仲はよくてもしっかりと挨拶などは行われる環境である場合がほとんどです。しかし陸上の弱い学校の場合は上下関係がほとんどなく下級生が上級生に対して仲が良い場合は友達感覚などという学校も多く見られます。
仲がいいということは悪いことではありませんが最低限のマナーなどはしっかりと弁えておきたいところですね。
5.陸上に対する意思の違い
陸上の強い学校の場合、1人1人が今後自分がどうなっていきたい、何月までにこのタイムを出したい、インターハイへ出場したい、など明確な目標が定められている場合が多いです。
逆に弱い高校の場合は特に自分が今後どのようになっていきたいなどの目標がなく、試合へ出場してもたまたま調子が良くて自己ベストを更新できた、程度の場合もあります。
陸上に対する気持ちというのが強い学校と弱い学校では大きく変わってくるのかもしれませんね。
6.個人競技以外が強い
陸上競技は個人種目と思われがちですがリレーや駅伝など1人では行えない種目も存在します。そう言った場合に1人だけの問題では無いので必然的に責任感も感じるようになってきます。
この際に強い学校であれば『自分が足を引っ張ってしまわないようにしっかりと練習を積んで実績を残そう』と感じることでしょう。
しかし陸上の弱い学校であればもしチーム内の誰かがミスをしてしまい悪い結果となってしまった場合『自分が悪いのではなくて他の人のミスで悪い結果となってしまった』このように考える人が多いでしょう。
チームとしてミスが起こってしまうの日本代表レベルでも起こりうることではありますので致し方ないですが、他人に責任を押し付けるのではなく個人個人がしっかりと責任感を持って取り組めるかというところですね。
7.的確な指導者がいる
部活を行うにあたって最も重要な存在と言えるのが顧問の先生や指導者となるでしょう。強い学校の場合はしっかりと実績を積んできた指導者やコーチなどが存在している場合が多いです。そう言った場合にはどのメニューを行ったらいいのかなど様々なケースに対応してアドバイスをもらえるはずです。
しかし指導者が教員の部活割り振りで仕方なく陸上部の顧問となってしまった全く経験のない先生と言うことも弱い学校ではあるかと思います。そう言った場合には自分たちで練習メニューを考えなければいけなかったりと正しい練習を行えない場合があります。
なので指導してもらう人というのはとても大事な存在になります。間違った練習方法を頑張って行い続けても伸びにくいですからね。
強い陸上部と弱い陸上部の違いまとめ
今回は各学校の陸上部における強い学校、弱い学校についてそれぞれどんな違いがあるかをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
ご紹介させていただいた内容以外にも当てはまる項目はあると思いますが大まかには述べさせていただいた内容ではないかと思います。
強いから良い、弱いから悪いということではないので各学校の特徴を活かしてより良い部活にしていければ問題ないのではないかなと感じます!
また陸上の強い中学・高校・大学をまとめてみたものもございますので気になる方は是非ご覧ください。