立ち幅跳びって皆さん体育の授業や部活の練習などでやったことはありますでしょうか?あまり馴染みがないかもしれませんが一度は経験あるという人も居るでしょう。
今回はそんな立ち幅跳びについて「世界記録は一体どのくらいなのか」、「小学生・中学生・高校生だとどのくらい平均的に跳べるのか」、「立ち幅跳びで遠くに跳ぶコツ」と言った内容をご紹介できればと思いますので是非興味のある方はご覧ください。
では早速立ち幅跳びについて詳しくみていきましょう。
立ち幅跳びとは?
まずはそもそも立ち幅跳びって何?どうやるの?というところからご紹介させていただきます。立ち幅跳びとはその名の通りだった状態からいかに前へジャンプして跳ぶことができるかという種目になります。
走り幅跳びの場合は走って助走をつけますが立ち幅跳びはたち止まった状態でという形になります。現在は公式種目ではありませんが100年以上前となる1900年〜1912年のオリンピックでは陸上競技の公式種目として行われていた競技になります。
かなりマイナーな競技にはなりますがこんな立ち幅跳びにも正確な世界記録や学校での体育の授業でも活用されています。
立ち幅跳びの世界記録について
では次にそんな立ち幅跳びの世界記録についてご紹介させていただきます。現在はオリンピックの公式種目からは外れてしまいましたが記録として残っているものですと2015年にバイロン・ジョーンズという海外の選手が出した3m73cmというのが現在の世界記録として記されています。
参照: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/立ち幅跳び
また、オリンピックで公式種目として行われていた時の世界記録としては3m47cmという記録が残されており2015年まではその記録が100年以上前世界記録として残されていたようですね。
室伏広治は世界記録保持者だった?
また、立ち幅跳びの世界記録として話題に上がってくるのがハンマー投げの室伏広治選手。なぜ名前が上がってくるの?と疑問に思う方も多いでしょう。
これは室伏広治選手が本職であるハンマー投げの練習の一環として瞬発力を鍛えるために立ち幅跳びを行った映像が残されており、そこで出した記録が3m60cmという記録でした。
こちらはいつ撮影された映像かというのは詳しく出てこなかったのですが、室伏広治選手がハンマー投げで現在の日本記録を出したのが2003年の為恐らくそのくらいではないかと思われます。
そうなると現在の立ち幅跳びの世界記録である3m73cmが出る前の世界記録である3m47cmを2003年に上回っている事となるので正式な記録としては残っていませんが3m60cmを出した室伏広治選手が立ち幅跳びの世界記録保持者だったのではないかと言われているのがことの発端です。
TBSのテレビ番組「水曜日のダウンタウン」でもタレントの武井壮さんが室伏広治選手の伝説を述べるシーンがございましたが「練習であっさりと世界記録を更新」というような形で紹介していたこともありました。
立ち幅跳びの平均はどのくらい?
では次に立ち幅跳びの平均について年齢別にご紹介させていただきます。主に体育の授業で行うであろう小学生、中学生、高校生の記録として述べさせていただければと思いますが立ち幅跳び自体競技としてほとんど行われることがない為正式な記録として少し差異が生じる事もありますので参考程度に見ていただければ幸いです。
小学生の平均
まずは小学生の立ち幅跳びについての平均値です。小学生とはいえ1年生と6年生では体の大きさも筋力も全然違うことが予測できます。
こちらの参考データによると各学年ごとの立ち幅跳びの平均はこのようになっているようです。
学年 | 男子 | 女子 |
1年生 | 110.3cm | 104.1cm |
2年生 | 122.6cm | 116.7cm |
3年生 | 132.1cm | 124.9cm |
4年生 | 141.9cm | 134.6cm |
5年生 | 150.0cm | 142.7cm |
6年生 | 160.5cm | 148.5cm |
こうしてみるとざっくりとですが学年が1つ変わるごとに10cmほど記録が伸びていることがわかりますね。
中学生の平均
では次に中学生の立ち幅跳びの平均についてご紹介させていただきます。小学生の時と比較すると1年生と3年生で体格の違いというのはそこまで大きくなくなります。
こちらの参考データによると各学年ごとの立ち幅跳びの平均はこのようになっているようです。
学年 | 男子 | 女子 |
1年生 | 176.0cm | 159.6cm |
2年生 | 194.5cm | 163.8cm |
3年生 | 206.5cm | 168.2cm |
中学3年生では平均が2mを超えてきましたね。また、男子は1年生と3年生で20cm平均値に差があるのに対して女子は8.6cmしか差がないと言うのも特徴的です。
中学生あたりから体格や筋力の差が男女で大きく変わってき始めるようですね。
高校生の平均
最後は高校生の立ち幅跳びの平均についてです。高校生になると1年生と3年生でほとんど体格の差は無く、部活に入部した手の時でも3年生より体格がいいなんて方も中には居るでしょう。そんな高校生の立ち幅跳びも同様に参考データから出させていただきました。
学年 | 男子 | 女子 |
1年生 | 207.6cm | 159.1cm |
2年生 | 215.4cm | 161.3cm |
3年生 | 218.2cm | 159.7cm |
上記が高校生の立ち幅跳びの平均値となります。こうしてみると小学生や中学生と比較すると学年ごとの伸びというのが明らかに少なくなっていることが分かります。
女子の場合2年生よりも3年生の方が記録が悪くなっていますが、50m走や持久走も2年生の方がいい記録を出しているという結果が残っているんです。
なのでトレーニングや運動などを特に行っていない通常の人だと18歳くらいが最も身体能力が高いと言う事になるでしょう。
余談にはなりますが走り幅跳びの平均値について下記の記事で詳しくご紹介しておりますので気になる方は是非参考にしてください。
立ち幅跳びのコツについて
では次に立ち幅跳びのコツについてご紹介していきます。まず基本的な動きとしてポイントはこのようになります。
最大限に腕を振る
まずは立ち幅跳びで重要となる腕を振ると言う行動です。走り幅跳びのとは違い助走がないのでいかに腕を振って前に動力を持っていけるかが鍵となります。
振り子のように腕を前に振るタイミングでジャンプする事で通常よりも遠くへ跳べるようになります。
上に跳びすぎない
次に高く跳びすぎないという事です。ジャンプする場合遠くへ跳ぼうという意識のあまり上に跳んでしまう人が結構いますが、極力動力を前に持っていきたいので上に飛ぶよりは前に飛びつつ気持ち高さを持たせてあげるくらいで大丈夫です。
目標とする場所を目で追う
最後は着地したい場所を跳ぶ前に目で追います。基本的に目標が定まっていないと本来出せる記録よりも低い所までしか跳べなかったりする場合があります。
立ち幅跳びの場合止まっているので目標を常に目視できるので比較的難易度としては低いはずです。
立ち幅跳びの世界記録や平均・コツについてまとめ
今回は立ち幅跳びにおける世界記録や各学年ごとの平均、跳び方のコツなどをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。
あまり立ち幅跳びという競技を本格的に練習したりする人はいないかと思いますが平均値がどのくらいであるなどを知っておくと自分が平均よりも上かしたかなど分かるため1つの目安となるでしょう。