炭水化物は太る?カロリーや糖質、ダイエット中の摂取量についてご紹介!

「炭水化物は太るから控えた方がいい」とよく耳にしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?ご飯、パン、麺類といった主食には必ず炭水化物が含まれており、私たち日本人の食生活に欠かせない栄養素でもあります。
一方で、糖質制限ダイエットや低炭水化物ダイエットなどが話題になり、炭水化物を避ける人も増えています。そこで今回は、炭水化物とカロリー・糖質の関係性や、ダイエット中にどれくらい摂取してよいのかをわかりやすく解説していきます🍚🍞🍜。


炭水化物とは?

炭水化物は、私たちの体にとって主要なエネルギー源となる栄養素です。大きく分けると「糖質」と「食物繊維」に分類されます。

  • 糖質:体内でブドウ糖に分解され、脳や筋肉を動かすためのエネルギー源となる
  • 食物繊維:消化吸収されず、腸内環境を整える働きを持つ

つまり、炭水化物=太る原因ではなく、摂り方や量の問題なのです。特に脳はブドウ糖をエネルギーとしてしか利用できないため、炭水化物をゼロにするのは健康に悪影響を与えることもあります。


炭水化物とカロリーの関係性について

炭水化物は1gあたり約4kcalのエネルギーを持っています。これはたんぱく質と同じで、脂質(1g=約9kcal)に比べればカロリーは低めです。
では、代表的な炭水化物を含む食べ物のカロリーと糖質を比較してみましょう。

食品 1食あたりの量 カロリー 糖質量
白ごはん 150g(茶碗1杯) 約250kcal 約55g
食パン 6枚切り1枚 約160kcal 約27g
うどん 1玉(250g) 約270kcal 約56g
スパゲッティ 100g(乾麺) 約350kcal 約70g
堅あげポテト(65g) 1袋 約336kcal 約31g

表を見ると、主食に含まれる炭水化物量は意外と多いことがわかります。ただし、糖質=悪ではなく、体を動かすために必要不可欠な栄養素です。


炭水化物は摂取しすぎると太る?

はい、摂取しすぎれば太ります。理由はシンプルで、糖質が余ると体内で脂肪として蓄えられるからです。
特に夕食や夜食で大量の炭水化物を摂ると、睡眠中は消費エネルギーが少ないため太りやすくなります。

体験談:
私自身、以前は夜遅くにラーメンやチャーハンをよく食べていました。その結果、2ヶ月で体重が3kg増加…。一方で「夕食の白米を半分にする」「夜は炭水化物を摂らない日を作る」といった工夫を始めると、体重が自然と減り始めました。


炭水化物は1日どのくらい摂取して大丈夫?

厚生労働省の食事摂取基準では、炭水化物の摂取量は総エネルギーの50〜65%が望ましいとされています。
例えば、1日の摂取カロリーが2000kcalの場合:

  • 炭水化物から摂るべきエネルギー=1000〜1300kcal
  • 1g=4kcalなので、1日あたり約250〜325gの炭水化物が目安

つまり、茶碗3杯のご飯+パン1枚程度で十分。逆に、ラーメン+チャーハン+餃子など炭水化物を重ねる「糖質の重ね食い」は明らかにオーバーです。


炭水化物をダイエット中に摂取する際の注意点

ダイエット中でも炭水化物は必要です。ゼロにすると集中力が落ちたり、リバウンドの原因になります。以下の工夫で、賢く取り入れましょう。

  1. 夜は控えめに
    朝・昼はしっかり摂っても、夜は茶碗半分にするなど調整しましょう。
  2. 精製された炭水化物よりも全粒タイプを
    白米より玄米、食パンより全粒粉パンの方が血糖値が上がりにくくダイエット向きです。
  3. よく噛んで食べる
    炭水化物は消化が早いため、噛む回数を増やすことで満腹感を高められます。
  4. 他の栄養素と組み合わせる
    たんぱく質や野菜と一緒に摂ることで、糖の吸収をゆるやかにできます。

炭水化物を運動で消費する場合

では、炭水化物を摂りすぎた場合、どのくらいの運動で消費できるのでしょうか?

食品 カロリー 必要な運動量(ウォーキング時速5km)
白ごはん 茶碗1杯(150g) 約250kcal 約50分
食パン1枚(6枚切り) 約160kcal 約30分
スパゲッティ100g(乾麺) 約350kcal 約70分
うどん1玉 約270kcal 約55分

「食べすぎた分は運動で消費すればいい」と思いがちですが、1食分のご飯を消費するだけでも1時間近く歩く必要があります。現実的には、最初から量をコントロールすることが大切です。


炭水化物についてまとめ

炭水化物は体に必要不可欠なエネルギー源であり、決して悪者ではありません。大切なのは以下のポイントです。

  • 炭水化物は1g=約4kcal、取りすぎると脂肪に変わり太る
  • 1日の目安は総エネルギーの50〜65%(2000kcalなら250〜325g)
  • 夜は控えめに、全粒タイプを選ぶとダイエットに効果的
  • 糖質制限しすぎると集中力低下やリバウンドの原因になる
  • 「炭水化物+たんぱく質+野菜」の組み合わせがベスト

私の体験談として、夕食の炭水化物を半分に減らす「ゆるい糖質コントロール」を始めてから、無理なく2ヶ月で2kg減量できました。炭水化物を完全に抜くのではなく、バランスを意識して上手に取り入れることが成功のカギです✨。

ぜひ今日から「炭水化物=敵」ではなく、「必要な栄養素」として正しく付き合っていきましょう!

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