世界陸上とオリンピックの違いとは?毎年開催されない理由について

夏のスポーツの祭典と言えば世界陸上!そんな考えの方も多いでしょう。今回はそんな世界陸上についてオリンピックとの違いや開催年について詳しく述べていこうと思います。陸上競技をやっている人であればもちろん、そうでない方でもファンの方が多い世界陸上ですが意外と知らなかった事実なども多いと思いますので気になる方は是非ご覧ください。

世界陸上とオリンピックの違い

まずはじめに「世界陸上」と「オリンピック」ってどう違うの?という内容についてです。一般的に大きな部類で分けますと世界陸上とオリンピック共に【陸上競技の世界大会】という認識を持っていただければと思います。

ここまでの段階だとそこまで大きな違いは無く思えますが、開催される周期に違いがございます。「世界陸上は2年に1度」、「オリンピックは4年に1度」という形でそもそも大会の種類が違うので同じ世界規模の陸上競技の大会という面だけ見れば正直そこまで大きな違いはありません。

世界陸上・オリンピックのスケジュール

2018世界陸上

では次に世界陸上とオリンピックの周期についてご紹介させていただきます。先ほどお伝えした「世界陸上は2年に1度」、「オリンピックは4年に1度」という周期で見た場合、合わせると「4年間のうちに3回世界大会が行われている。」という計算になります。

ここで疑問を持たれた方も多いかと思いますが4年間で3回という事は「4年に1度世界陸上もオリンピックも開催されず陸上競技の世界大会が行われない年がある」という事になります。

直近の開催状況を見てると

2012年 ロンドン オリンピック
2013年 韓国テグ 世界陸上
2014年 開催なし
2015年 北京 世界陸上
2016年 リオデジャネイロ オリンピック
2017年 ロンドン 世界陸上
2018年 開催なし
2019年 ドーハ 世界陸上
2020年 開催なし
2021年 東京 オリンピック
2022年 オレゴン 世界陸上
2023年 ブダベスト 世界陸上
2024年 パリ オリンピック

直近数年の開催は新型コロナウイルスで東京オリンピックが1年あとにずれ込んだ影響でオレゴン世界陸上も1年ずれ込むというイレギュラーな開催となっていますが基本的には「世界陸上は2年に1度」、「オリンピックは4年に1度」という周期は変わりません。

 

世界大会が行われない年は中止ではない

先ほどより述べさせていただいている理由から、元々開催予定があって中止になったのではなく、世界陸上自体2年に1度というスケジュールで行われているので何も行われない年があるという事になります。

陸上競技を始めたばかりの人や一般の人は毎年何かしらの世界大会(オリンピック、世界陸上)が行われると思っている人が多いのです。

意外と知らない人が多いと思いましたのでこちらで解説させていただこうと思います。昔は自分も毎年行われるものだと思っていました。笑

世界陸上に出場するためには?

次に世界陸上出場の為にはどのような流れになるかをご紹介していきます。まず世界陸上に出場するという事は日本国内の試合で成績を残さなければなりません。その舞台となるのが毎年6月に行われている日本選手権で既定の成績を残し内定を勝ち取る、もしくは国内選考で選ばれる必要があります。

世界陸上やオリンピックがある年は日本代表の選考会という形を兼ねた試合になりますが4年に1回だけ世界大会がないのでその年は日本選手権で標準記録を突破して3位以内に入ったとしても世界大会に出場することはできません。

トップ選手も毎年調子がいいというわけではないのでたまたまその世界大会が行われない年に良い記録を残すことが出来たとしても翌年以降あまりいい成績が残せない場合もあるのでこればっかりは実力と運の両方に左右される形になるでしょうか。

世界陸上とオリンピックの違いや開催年についてまとめ

今回は世界陸上やオリンピックの開催年や世界大会についてご説明させていただきました。多くの方は毎年世界大会が行われると思われていたかと思いますが4年に1度だけ何も行われない年があるという事を知っていただけましたでしょうか。

 

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